『ビジネスプロフェッショナルの仕事力』読了★★★★

これはわたし的には★★★★4つ。1章から7章まで読みやすかったです。
『はじめに 情報活用力の心技体のヒント集』とあるのですが、この本は7人の識者の『得意領域に応じて「心・技・体」という要素に因数分解して伺い、深堀りしてみる』というやり方をしているのですね。だからわかりやすいかな。


中でも面白いなと思ったのは『第6章ウェブ革命が働き方を進化させる(田坂広志)』の章。
「感じる力」「感性」というのは重要だと思います。鈍感であることに救われることもありますが、プロフェッショナルとなるとそれではいけない。感じること、考えることを疎(おろそ)かにしてプロの仕事はできないと思うのですよね。人一倍感じ、考え、そしてそれを仕事に反映させる。ふと「本気で仕事をしている姿は美しい」という言葉を思い出しました。ネット上だったか読んだ本の中だったかは忘れましたがw(今回読んだ本の中ではありません)

自分の経験したこと、感じたこと、考えたことの中に、未来につながる道しるべが隠されている。
――第6章ウェブ革命が働き方を進化させる(ビジネスプロフェッショナルの仕事力)より

本当にそうだなと思いますね。ひとつの経験がきっかけで、進む道を決めたり、将来こうなりたいなぁと思うようになったりってあると思うのですよね。過去は現在へとつながり、現在はさらに未来へとつながっている。そう考えると自分が経験したことや感じたこと考えたことはこまめに記録しておきたいかな。メモしておきたいw メモ魔なのですw


例えば、一冊の本を読む。そのとき、なぜか心に引っかかる言葉、心に残る言葉がある。そのとき、その理由がなぜかは分からないけれども、何年もの歳月を歩んだとき、ふと、その「言葉」が、自分の人生の未来を教えてくれたような気がすることがあります。
――第6章ウェブ革命が働き方を進化させる(ビジネスプロフェッショナルの仕事力)より

「言葉」を感じるというのは大事なことで、感じる言葉というのはその時の自分に必要とする言葉なんじゃないかなと思うのです。どうでもいい言葉だったら目にはとまらない。目には入っても意識にはのぼらず流れて消えてしまう。ゆえに、心に引っかかる言葉、心に残る言葉というのは、自分の内面を知るうえの手がかりになるんじゃないかなと。