ユーモアと鈍感力、バイタリティとテキトーさ。


年末年始は帰省先がネットにつながらないということで、読書ばかりしていました。本は好きでかなり読むのですが、あまりブログには書いていないなぁと思い、今年は読んだ本についてもちょこちょこ書いていこうかな、と思ってます。


そうですねー、あとは今年は読んだ本をちゃんとメモしていこうと思ってます。昨年はかなり読んだのですが、一体何冊読んだかわからなかったりしますw だいたい2日に一度は図書館に行って借りては返しというのをしていたみたいなんですがw

1冊目『薬指の標本小川洋子 新潮文庫

年末読みました。
これは包まれるということ(かみんぐあうとっ)でも書きましたけれど、短編です。独特の穏やかな世界ですね。そうですね、私は元々ちょっと昔のレトロな世界が好きだったりします。懐かしくなるようなちょっとセピア色の香りがするものっていいですよね。なじむというか、使いこまれた味がするというか。モノはなんでも大切に使いたいし、お気に入りのものであればなおさら大事に大事に使っていきたい。年末に着ていたカーディガンもたぶん10年以上前に買ったものなのですけれど、十分現役です。色や形が気に入って買ったもので、ごくオーソドックスなものですが、いまだに活躍してます。って、本とは関係ないこと書いてますねw



2冊目「神様からひと言」荻原浩 光文社文庫

テレビをみていても暗いニュースが多いですよね。たいへんな時代になっているんだなというのは感じます。そうですね、どうしようもないという諦め感はあったりするのでしょうけれど、こういうたいへんな時代だからこそあえて明るくいきたいな、というのはありますね。こういうときだからこそ着実に地に足をつけていたいし、無駄をなくして丁寧に毎日を送りたい。きちんと食べて、きちんと眠る。眠れないときは音楽でも聞いてリラックスして……。いろんな情報にふりまわされすぎないっていうのも大事じゃないかなと思うのですよ。自分で考えて動きたいというのは常にありますね。結局のところ、自分の人生ですから。自分が納得していないとあとから不満って出てきちゃうのですよね。ホントは○○したかったのに、とか。不満をすべて解消することは無理だけれど、それでも折り合いをつけて、なんとかうまくやっていくしかないかなと、そんな風に思うわけで…。

ユーモアと鈍感力、バイタリティとテキトーさ。

この4つで生きやすくなるというか息がしやすくなるっていうのはあるんじゃないかな、と思いますね。「神様からひと言」を読んで思ったのですけれどw ええ、主人公がいい感じです。

以下引用反転。

シンプルに行こう。
ややこしいことは、もういらない。
手の中にしっかり握りしめられるものが、ほんのひとつか、ふたつあればいい。

薬指の標本 (新潮文庫)

薬指の標本 (新潮文庫)

神様からひと言 (光文社文庫)

神様からひと言 (光文社文庫)