- 作者: 天埜裕文
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/02/05
- メディア: 単行本
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少し前に読みました。
これはひとことで言うと「描写力がすごい」。
ここまで細かく物を見、描写する人というのはなかなかいないと思いました。
文章を読んで情景をありありと脳内で再現できる小説はすばらしいと思うわけで、読者を引きこむ力がある小説というのは小説として成功していると言えるんじゃないかな。
あたかも映画を見ているような、そんな小説にしばしば出会えたりしますが、描写力というのが関係しているのだと思います。映画を2時間見るのも、小説を2時間で読むのも同じことかもしれないですね。
小説が作家の技量、作家の作業だけで作られ、一方映画は複数の人間による共同作業の結果生まれたものというそのちがいはありますね。また映画を作るには基本的にお金がかかるというのも小説とちがうところかな。まぁ小説も取材等すればお金はかかるかな。
表現者というのは物を見る目、感じる力がないといけないと思うのですよね。ブロガーも。
文章を書くなら、ちゃんと物を見て、感じて書こう、考えて自分の言葉で書こうよって思うわけで、表現力、描写力っていうのかな、言葉を尽くして書こうとすると結構エネルギー使うのですよね。疲れていたり忙しかったりするとつい文章も適当になってしまいがちです。めんどうくさがらずにきちんと書くというのは案外難しいですね。文章を書き上げるとなると、ある程度いきおいも必要ですし、さくさくと悩まずに書けるというのは、そうですね、やはり練習、場数、なのかな。
そうですね、質の良い文章が書けるようになるためには、描写力、表現力のある文章を読むというのもやはり必要かな。ええ、いろんな文章を読めば刺激になりますし。刺激を受けたところで、ブログにアウトプットしてみるというのはよいことだと思います。
描写力というのには憧れますね。情景を表現する力というのかな。それには語彙も必要で物を見る目も必要。
最後まで文章を読んでもらえるようなそういう文章を書けるようになりたいですね。