なんかうまく進まないなぁというときには……

さきほど伊坂幸太郎の「残り全部バケーション」を読み終えて、ぴぴっときたので書いてみます。

「これオートマだから簡単」
(中略)
「こうやって、レバーをドライブに入れておけば、自然に前に進むから」

「レバーをドライブに入れれば勝手に前に進む、って」
(中略)
「なんか、気が楽にならない? 気負わなくたって、自然と前に進んでいくんだよ」

そうなんですよね。気負わなくても自然と前に進んでいくって思ったら、気が楽になりますよね。
んー、流れっていうのかな、バイオリズムみたいな感じで、すごくスムースに流れていくときとそうでもないときってあるように思います。
こういうことをしたいと思って動くのですけれど、どうも次から次に壁とか障害が出てきてうまく進めないというときあります。それってなんなのかな、とも思うのですけれど、自分の力だけじゃどうしようもなくて、ふっとむなしくなったりするのですよね。まぁ特に仕事がうまく進まなくて、あー私何やってんだろうって、どうしてうまくいかないのかなーって。


うまくいかないことあります。うまくいくことばかりじゃないです。なんていうのかな、そういうときはちょっとペースをわざと落としてゆっくりしたほうがいいのかもしれません。焦って仕損じるということもありますし、自然と進んでいくのにまかせるっていうのかな。あくまでもハンドルは握ったままです。ハンドルを握って進む方向は把握した上で、あえてアクセルを踏まない。踏んでもいいのですけれど、踏んだところでまた壁にぶち当たるかもしれない。いえ、ぶち当たってもいいのですけれど、そこで大破しちゃうと、また困りますよね。


流れに乗るっていうのかな、ハンドルを握って、あ、なんかいい感じになってきたかも、という時点でアクセルを踏んで加速するというのも有りだと思うのです。なんかうまいこと進まないなーというときは、わたしは勉強する時期なんだと思ってます。焦ってどうにかしたいとヤキモキしがちですが、動いたところで壁や邪魔ばかりだったして、疲労だけが蓄積してってことになるのですよね。それなら流れが変わるまで待つ、あるいは流れが変えられるようになるくらいまで勉強して、いろんなものをインプットして吸収して力をつけておきたいなと、そんな感じです。


なんかうまく進まないなぁというときはちょっと自然に進むのにまかせてもいいのかもしれません。あくまでもハンドルは握ったままで、いつでもアクセルを踏める状態にしておくみたいな感じで。


↓この中に入ってます。伊坂幸太郎「残り全部バケーション」

Re-born はじまりの一歩

Re-born はじまりの一歩