一昨日転職活動している知人と話をしたのですけれど、転職活動は焦らずにじっくりとということでまとまりました。なんとも無難と言うか一般的な答えになってしまったけれど、ちょっと書いてみたいと思います。
転職したものの
- 何かちがう、やっぱやめておけばよかった
- 自分がやりたいと思う仕事とちがった
等の声は、私の周りでも聞きますし、中には短期間で転職先を辞めてしまってる人もいます。また無職期間が長くなってしまって、もう働けないんじゃないかと不安になって焦ったりというのもあると思います。
日本経済的にといいますか、こういう厳しい時期ですし、なかなか転職先って見つからないもので、その一方で、飛びつくように職先を決めてそのあと後悔している人もいるのですよね。うーん、転職活動というのは、ゆっくり時間をかけてした方がよい、そう思うわけで……。ええ、焦る気持ちもわかるのですけれど。
そうですね、もうちょっとつっこんで書くと、その知人は、
自分ができることを明言できないというのがあって、んー、つまり
自分が業務的に仕事的にどれくらいできるのかその能力を明確に押し出せない
だから
売りこみにくい
というのがあるみたいです。これこれこういう実績があるというのを出せるのでしたらいいのですけれど、知人の場合特にコレと言った実績というものもなくて、だからいろいろと悩んでいるみたいで……。
日本人の場合、売りこみっていうのかな、そういうのって苦手な人多いですよね。自己PRが苦手というか。
その知人は、自分ができることを明言するのがこわいとそんなことも言っていました。自分が実際どこまで使える人間なのか自分自身わからないとそんな風に言うのですね。
知人は既に仕事を辞めています。なので再就職活動と書いた方がいいのかもしれませんが、ここでは転職活動に統一したいと思います。
前職の面接では、これこれこういうことができますとPRして、入社したそうなのですが、実際、業務というのはその会社に入ってみて実情がわかったりするわけで、知人はその現場ではスキル不足でスムーズに仕事ができなくて、「こいつ面接で言ってたよりも全然できねーじゃん、使えねー。口先だけなんじゃねーの」みたいなことを言われてしまったらしいです。ええ、ショックだったと思います。まぁ、そこで勉強して頑張ればよかったのですけれど、いろいろあって辞めてしまったのですよね、その知人は。*1
そうですね、そこらへんのジレンマみたいなのはありますよね。自分の能力やスキルをどんな風にPRするか。自信満々で大言壮語吐いていると思われるのも嫌ですし、かといってたいしたことはできないと言えば当然雇ってもらえませんし。
今回転職活動をするにあたっては、前職を短い期間で辞めてしまっているので、そこらへんもネックになっているみたいです。どうして短期間で前職を辞めているのか次に雇う会社側もやはり聞きたいですよね。
そうですね、転職活動がいまいちうまくいかなくて、なんていうのかな、遊んでいるって書くとちょっと語弊があるかもしれないけど、ちょっと逃げているっぽいところが知人にはあったので、
・これからどうしたいのか
・どういう風になっていきたいのか
・1年後、3年後、5年後どんな風になっていたらいいと思うか
考えてみた方がいいよって。まずはそこだと思うのですよね。ビジョンを持つっていうのかな。とりあえず食べていくためお金が必要だから働くという場合もありますし――うーん、なかなか難しいですね。
転職もうまくいくときはうまくいくし、縁やタイミングってありますからね。
就職転職厳しいと言われてますけれど、十年ぶりに働き出したという人(女性)もいらっしゃいます。こつこつと勉強したりスキルアップをされて、正社員としてまた働き出すことができたそうで、ええ、年齢は関係ないなぁと思いました。まぁケースバイケースと言ってしまうとそれまでなのですが。
そうですね、焦らずにじっくりと転職活動してほしいです。
*1:辞める前に次の仕事を探しておけばよかったのにとも言えますが、当時そこまで余裕はなかったみたいです