深く知るためにはブログより本。

ええ、ふと思ったのですね。真夜中に。
深く知るためにはブログより本かなぁと。


今日、真夜中に目が覚めて、ちょっと考えたことを思い出しつつ書いてみようと思います。


ブログも確かに知識や情報の宝庫で、かなりの量あります。手に入れやすいというのはあります。
本の場合

1.一冊の本ができあがるまでには相当の時間をかけて執筆されている。
2.一冊の本ができあがるまでには筆者はもちろん、編集、校正等多くの人の手(労力)がかかっている。
3.本の場合、売れること、売り物になるレベルであることを前提として作られる。

本のマイナスの部分もありますね。

1.ブログの記事と比べ、本になるまで時間がかかるので、情報的に古くなってしまう。*1
2.ブログとちがい、筆者の本音が見えなかったりする。*2
3.ステレオタイプの本になりやすい。(本の型というものがあるから)

ひとつのテーマについて他の人だったらどういう風に考えるか知りたいというのがありますが、そうですね、本の場合、その本を手に入れるのがブログに比べると時間がかかるというのはありますね。ブログだったら、検索してひとつにテーマに関連したものを読むことは容易です。



ひとつのテーマについて、いろんな考えを知りたいと思うのは、あくまでも一冊の本は一人の人間の視点によって書かれたものに過ぎないからなのです。ブログも同様ですが。



最近、経済や株についての本を読んでいるのですが、とにかくいろいろな人の本を読んでいます。もちろん人によって考え方はちがいます。たくさん読むことで多くの視点考え方を知ることができますし、本を読んだり他からインプットすることが「他の視点・考え方」を知るいちばんの近道だと思うのです。自分では思いもつかないような考え方に出会うことあります。
ただ、わたしは特に「特定の考え方についていく」「傾倒する」といったことはしないようにしています。参考にしていいし、刺激も十分受けていいけれど、なんていうのかな、やっぱり自分の考え方を補充、補強する素材として接したいかな。あくまでもベースは自分。自分の感覚、自分の感性というのが軸。自分の感覚でよいと思うものはどんどん取り入れよいと思うし、どんなにスゴイと言われている人が言っていたことだとしても、自分の感覚で受け入れられなければNOです。そもそも人が言っていることをそのままコピペしてさも自分が考えたことのように持ってきても、本当に自分で考えたことでなければすぐにボロが出ると思うのですよね。



類似、あるいは同一テーマへの複数の視点、アプローチの必要性は強く感じます。


本の場合(ブログもそうかもしれませんが)上記2の筆者の本音が見えなかったりするというのはあると思います。きれいごとが書かれていること多いです。やはり多数の読者を意識しているわけで、筆者としてのイメージを壊さないようにというのもあると思います。見た目はきれいだけれど、中身はたいしたことないという本あります。
そうですね、本にしろブログにしろ有名になればなるほど、自分の有名性、影響力を考慮すると思います。有名人がうっかり口を滑らせて問題になる、というのはしばしばあることだったりします。
反対に無名の場合(ブログ等でハンドルネーム等で書いている場合)、案外好きなこと本音に近いこと、書き散らせるというのはあります。本人が特定されにくいですからね。*3まぁ、ハンドルネームで書くということで、あるいは匿名で書くということで、無責任な書きたい放題書くということもあったりします。名前がきちんと記載される本の場合、そういうことはできないと思います。



ブログは関連記事についてTBや検索で容易にそれを読むことができます。本だと探して手に入れるまで時間と費用、労力を要します。図書館で借りるとしても、時間と図書館に行くという労力はかかりますよね。ブログを見て回るというのは、手軽なバイキング形式のウィンドウショッピングみたいだと最近思っています。ココでも少し書きましたが。


またブログだとどうしてもひとつの記事に盛りこめる量には限界があって、本に比べて物足りなさを感じることがしばしばです。Webで本と同等量の文章が読めるというのは、おそらくないと思います。また、こまぎれ感というのかな、ブログ等における連載にしても、わたしとしては一気にテーマについて読んでしまいたいというのがあって、週刊の連載だとものすごくもどかしいです。


質の問題もありますね。本の質。ブログの質。玉石混合であるのは本もブログも同じですが、やはりお金を必要とする分、本のほうが濃く詳細なものを含んでいくように思います。真剣に勉強し、あるいは専門的なことを学ぼうとしたとき、やはり本を探します。今、経済や株について勉強していますが、本が中心です。ネットで用語等調べたり、最近の動きをネットでチェックしたりしますが、あくまでも補助です。そうですね、分野にもよりますが、ひとつの特定の分野について深く知ろうとするとなると、本の方に軍配が上がるように思います。


知へのダイブ。
深く深く知りたいと思うのなら、やはり本を読むことでしょうか。

*1:ただ古いからといってそれで価値がなくなるというわけではないです

*2:ブログに必ず本音が書かれているとは限らないけれど

*3:特定される場合もありますが