今日いくつかブログ記事を読んで思ったのは、
将来(老後)安心して生活するためには、
貯金しておくか
住む家を確保しておくか
そういうことを考えないといけないのかな、と。
★若い人が本気で資産形成を図らなければならない理由
http://stockkabusiki.blog90.fc2.com/blog-entry-1098.html
の記事に対して、まなめはうすのまなめさんが
貯金がない人は、自分を国が助けてくれると思っているのだろうか?高齢化とは、若者が自分を守ってくれない社会だと考えた方がいい。
http://homepage1.nifty.com/maname/log/201005.html#231233p3
とコメントしていて、なるほどーと思いました。
貯金はないよりはあったほうがいいと思います。
で、思うのです。貯金だけでいいのかな。貯金さえあったら安心なのかな、と。貯金も大事だけどそれと同じくらい住むところを確保するというのも大事なんじゃないかな、と。(まぁ家を買うか買わないかについての考え方は人それぞれちがうのでなんとも言えないものだったりしますが)
1.なかなか貯金が増えない現実。未来の物価がわからない。
2.老後の生活形態がわからない。
3.「若いうちに貯金しておけばよかった。家を買っておけばよかった」
4.家賃を払い続けるか、ローンを払い続けるか。
5.家は資産?
6.結局はお金?
という感じで書いていきます。
1.なかなか貯金が増えない現実。未来の物価がわからない。
貯金って案外溜まるようで溜まらないのですよね。そうじゃないですか?
なかなか貯金が増えなくて、老後のために貯金というのもなんだか実感がなくて、そもそも老後どれくらいお金が必要かもよくわからなかったりします。あとで書きますがどういう形態で老後を過ごすか、それによっても必要なお金はちがってくると思いますし。
またインフレ、デフレでお金の価値がどうなるかわからないという部分ありますよね。
今30代の人が70代80代になったとき、100万円がどれくらいの価値があるか、100万円でどれくらいのものが買えるかわからないなぁと。
仮に現在一ヶ月20万あれば暮らしていけるとしても、30年後40年後は一ヶ月20万円じゃ足りないかもしれない。物価が上がったりして一ヶ月20万じゃ暮らせないという世界になっているかもしれない。
まぁいろいろ不安はありますよね。
2.老後の生活形態がわからない。
老後を
- 一人で過ごすか
- 配偶者と過ごすか
- 老人ホーム等で過ごすか
etc
過ごし方のパターンはいくつもあるわけで、どういう形態になるかわからないというのはあります。
子どもがいれば子どもと過ごすことになるかもしれないし、もしかしたら子どもの子ども(つまり孫)の面倒を見ながら老後を過ごすという場合もあるわけです。
老後をどういう形態になるかわからないという部分があり、わからないから考えない。考えることを先延ばしにするというのはありますね。遠い先のことなんかわからないよ。もしかしたら宝くじが当たるかもしれないし、結婚だってしていないんだからわからないってば。わからないことを考えるだけムダ。とそう言う人もいるでしょう。
3.「若いうちに貯金しておけばよかった。家を買っておけばよかった」
ただ、先延ばしにしていても、年はどんどんとっていくわけですし、
何も考えないうちに老後が来てしまった、そういう人もまぁいると思います。
「若いうちに貯金しておけばよかった。家を買っておけばよかった」
そう言っている人を知っています。独身で、すでに会社は退職されています。賃貸のアパートに住んでいます。なんとも実感がこもっていて考えさせられますね。
生活形態は人それぞれちがうので一概には言えませんが、住居はこれからも親と住むかもしれないし、いずれは自分で家を借りて住むかもしれないし、お金が溜まったら買うかもしれないし、そのあたりはわからないというのはありますよね。
親の家が持ち家ならまた話はちがってきますが、もし賃貸であれば、その住んでいる家にいつまでも住めるとは限らないのですよね。家も古くなりますし、建て壊し等と絶対にないとは言えない。
ずっと賃貸暮らしで老後年をとってから引っ越ししたり新しい住居を見つけるのはたいへんなんじゃないかな、と思うのです。
若いうちに、稼いでいるうちに住む家をゲットしておく、それはある意味安心なんじゃないかな、と。
ローン等たいへんだったりするわけですが、いずれは自分のものになるわけで、売ることも可能です。人に貸すことも可能。
聞いた話ですが、立地さえよければ買い手はあるものらしいです。中古でもリフォームしたりして売れる、と。
4.家賃を払い続けるか、ローンを払い続けるか。
なんだかんだ言っても、やはり住むところは必要。
自分の持ち家だと追い出されることはないわけですよね。
賃貸で家賃を払い続けるか
ローンを払い続けるか
お金を払い続けることにはかわりはないなぁと。
ただ、ローンの場合いつかは返し終わる。
家賃は住んでいる限りずっと払い続けなければいけない。
60代70代80代になっても家賃を払い続けることができるのか。
住んでいる家によって家賃の値段はちがいますが、
仮に毎月7〜8万払っているとして、それをずっと払い続けることができるか。
フルで仕事をして収入がある間は可能かもしれないけれど、退職したりしたあと収入が減ったあとそれでも払い続けるのはたいへんなんじゃないかな、と。まぁもっと安い家賃のところへ引っ越すという手もあるのですけれど。
5.家は資産?
知人はマンションを買って、買ったものの数年後、転勤で住むことができなくなって、でもいずれはこちらに戻ってくるということで、
そのマンションは人に貸しているそうです。家賃収入でローンを払う形にしているみたいです。そういうこともできるんだなぁと。
家のローンはたいへんだけれど、その家は自分の資産になる。
そういう考え方の人のようです。
老後はその完済した家に住んで、まぁとりあえず住むところがあれば安心かな、と。
そんな感じでしょうか。
6.結局はお金?
まぁこう書くと身もふたもないかもしれませんが、生きるためにお金は必要。
住むところを確保するにはやはりお金が必要で、老後も家賃を払い続けるとすれば、収入や貯金が必要。
老後も家賃を払い続けられるくらいの貯金をしておかないといけない。
まぁなかなかたいへんですよね。
退職金等どーんと入ったときに家を買うという手もあるのですが、そうなると老後の生活は年金頼みになっちゃうのかな。まぁ借金がイヤで、貯金+退職金の一部で家を買うという人は多いんじゃないでしょうか。家を買う人はみんなローンを組んでいるのかな?すみません、そのへんは調べてないです。
ともあれ家を買うとなると金額も大きいですし、そう簡単に買えるものでもないし、なかなか決心がいるものだったりするのですけれど、老後住むところをやはり若いうちにある程度考えておいたほうがいいのかな、と。
老人ホームという選択肢もありますし、友人同士でシェアして住むというのもありですし、いろんなパターンはあると思います。
転勤等があって家とか買えない。老後どこに住むとかまだ考えられないという場合もあると思います。老後住みたい場所に住むんだという人もいると思います。
それだったら、やはり貯金かな。
老後住みたい場所に住めるような貯金。
家を買うにしろ賃貸にしろお金は必要。
あと持ち家であってもマンションの場合管理費は毎月必要になってきますね。駐車場も借りていたらその駐車場代もかかります。
また家であってもマンションであっても持ち家の場合、固定資産税がかかります。これは所有している限り払っていかないといけないのですよね。(はぁ、たいへんだなぁ・・・)
97歳の女性が書かれたこの本にはこうあります。
老後の資金
「老後の資金としてウン千万円は必要」
と言っている人がいるらしいが
それは、まったくの取り越し苦労である。
自分の家があって家賃を払う必要がなく、
最低限の生活費が保障されているなら、大丈夫である。
私のように、老後の生活設計など念頭になく、
蓄えなどなくても、元気に暮らしている老人もいるのだ。
それを気休めの材料にして、できるかぎりの準備をされたら
よろしかろうと思う。
『50歳からの1頁読むだけでもっと元気が出る言葉』
三津田富左子・著
これを読むとやはり住む家は必要かなぁと。家賃の心配をしないでいいというのはいいなぁと思うのですよね。
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さてさて長くなってしまいましたので、このへんで。