電子書籍についてさらに考えてみた。

電子書籍化に反対しているわけでも賛成しているわけでもない。
これからどんどん電子書籍化の流れは加速していくと思う。
が、その流れに人がどれだけ乗るか、その流れについていくかはまた別のことだと思う。
流れについていく人はついてくし、ついていかない人はついていかないだろう。
iPadも日本に登場し、これから電子書籍がどうなっていくのか楽しみであったりはする。
電子書籍の壁』

http://d.hatena.ne.jp/komoko-i/20100522/p1

と書いたが、私は決して電子書籍化に反対しているわけではない。否定しているわけでもない。ただ本を持つように電子書籍を持ち歩くようになるには時間がかかるかもしれないなぁとそう思う。


ある人と電子書籍について話をした。
その人は大の京極夏彦ファンで、彼の作品はとにかくボリュームがあるので、持ち歩くのがたいへん。だから、電子書籍京極夏彦の作品が出たらそっちを買うと。
その人は辞書も電子辞書を使っている。分厚い辞書を持ち歩くのは考えられない。が、仕事柄外国語の辞書が必要で、数ヶ国語収められた電子辞書は必携らしい。


なるほど、ボリュームのある作品を手軽に持ち歩き読みたいというエンドユーザには電子書籍は歓迎だろう。
辞書の電子化はすでに進んでいる。


また、ダウンロードという形態に慣れた人、世代にとっては、本屋に行くよりネットで本を注文するより、ダウンロードで書籍を手に入れた方がてっとりばやくていい、そういう感じだろう。


音楽はCDは買うよりもダウンロードして聞くそういう時代になってきているとも聞く。
書籍もいずれそうなるとそこまで断言していいかわからないけれど、本は紙媒体を買うよりダウンロード。読みたいときにすぐ読めるというのは、ある意味いいことかもしれない。


どんなところに住んでいても手に入れることができる。
ネットは生活を便利にしてくれる。
わたし自身手放しでネットを賞賛するわけではないけれど、ネットがあることで生活に活力を得られるなら、生活が楽しくなるのならそれはいいことなのではないだろうか。


電子書籍における

1.読みやすさの壁
2.携帯性の壁
3.ハードの壁(プラットフォームの壁)
4.意識の壁
5.バッテリーの壁
6.価格の壁

これらの壁について書いたが、

壁は越えていくもの。壊していくもの。

私はそう思っている。上記の壁をどう越えていくか楽しみだったりする。
電子書籍はこれからだと思う。
先日も書いたが、電子書籍という媒体がこれからどうなっていくのか楽しみだ
これからどうなるのか楽しみな存在があるというのはしあわせなことではないだろうか。
電子書籍の未来は明るいとは決して言えないかもしれないが、そもそも何もないところに道を作るのはたいへんなものだたいへんだからこそやりがいもあるのではないか、そのように私は考える。