久々にすごいと思った。いろんな意味で。
友人が「進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)」を持っていることを知った。さっそく貸してくれるようお願いした。
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なんなんだ、それは、グロいシーン?
そう言われて、躊躇しなかったといえば嘘になる。
しかし、それでも読んでみないことにははじまらない。
わたし「大丈夫。気持ち悪いと思ったら読むのやめるから」
友人「じゃあ、次会うときに1、2巻貸すから」
貸してもらった。
さっそく読んだ。
確かに普段「よつばと!」「きのう何食べた?」「3月のライオン」を読んでいるような私向けではないかもしれない。
が、面白かった。
これはSFだ。架空の世界だ。
SFは大好きだ。人類が未知の敵と闘う的な話はよくある話だと思った。
一時期ヱヴァにははまっていた。これでもかというくらいDVDを見た。
他では「最終兵器彼女」だろうか。何度も読んだかしれない。
「進撃の巨人」
巨人が人を喰う。
人は生き延びるために闘うしかない。
絶望の中で闘う。
その世界は容赦ない。
人が絶望するのはどういうときだろう。
もう自分が生きられないとわかったときだろうか。
死を覚悟しないといけなくなったときだろうか。
喰われてたまるか。
生き延びるために闘う。闘うしかない。
すさまじい死闘。
その死闘に人は何を感じるのだろうか。
人の生きる欲、だろうか。
生きのびたいという欲、だろうか。
これはフィクション。
現実ではない。
ゆえに救われる。
現実には巨人はいない。
現実に喰われることはない。
なにも現実に「巨人のようなもの」を作り出して怯えることはない。無駄に血を流すことはない。そう思う。
現実にも「人を喰う巨人のようなもの」は存在するのかもしれないけれど、人はそうやすやすと喰われるものではないと思う。闘うか逃げるか・・・それは人それぞれだろう。
あるいは、現実における「人を喰う巨人のようなもの」とは、もしかしたらそれは自分が勝手に創りあげた仮想敵かもしれない。仮想敵を創ることでむしろ生きる意欲が湧くという人もいるかもしれない。それはそれで、それがその人のやり方、生き方だろう。
よくわからなくなってきたのでこのへんでまとめ。
「進撃の巨人」それは絶望の闘い。
私は絶望からの生還を望む。
人は強くなれる。
最低最悪を知り、超え、人は強くなる。
そんなに人は弱くない。
強くなれる。
生きる道はひとつじゃない。
生き延びるための方法はひとつじゃない。
どうやら明日あたり3巻が発売されるらしいです。
続きが気になるので、もちろん読みます。
- 作者: 諫山創
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