もっと自由に

見てごらんなさい
あの空
あの青い青い空
あの広い広い空
あんなにも自由
私だってああなれる
あなただってああなれる
この小さく固まった結び目をほどきましょう
小さく固まった心をほどきましょう


今高らかに宣言する
私は浮上する
長い長い沈潜から
今 大きく浮上する
『浮上』詩集 風は君に属するか (角川文庫)より

わたしの好きな詩人の銀色夏生さんの詩集を読んでみました。
自由でいたい。自由でありたい、そう思います。
心を小さく固めてしまっているのは、自分自身かもしれません。
その小さく固まってしまった心をやわらかく自由にできるのもまた自分だと思うのですよね。


もっと自由に思っていい。
もっと自由に考えていい。
もっと自由に動いていい。


こうしたらダメだとか、こうしたら××だとか、自分で自分を制限してしまっているというのは、まぁ少なからずあることだと思います。
自分で自分を制限して苦しくなってしまっていないか、時々自問自答しようと思います。


できないことを考えるのではなく、できることを考える。
どうしたらできるようになるのか、そっちのほうに考えを向ける。
できることからはじめてみる。
心の翼は羽ばたきたがっている。そう思います。
自分を自由にできるのは自分だけ。
青い空。
まぶしい光。
あたたかい春が待ち遠しいです。


詩集 風は君に属するか (角川文庫)

詩集 風は君に属するか (角川文庫)