ベストを尽くすということ。

ひとりひとりの顧客との一回ごとの経験は、初めて打席に入るようなものだと、ブレイクとエリックは口を揃えます。一回ごとの接客が、顧客にすばらしい体験を提供し、販売員の評判を高めるチャンスなのです。たとえそのとき売り上げにつながらなくても、投資はいつか引き合います。


おわかりだと思いますが、光り輝く方法は一様ではありません。ですが、すべては限界をとっ払い、もてる力を遺憾なく発揮しようとするところから始まります。及第点に満足せず、自分の行動とその結果の責任は、最終的に自分にあることを自覚することです。人生にリハーサルはありません。ベストを尽くすチャンスは一度しかないのです。


20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』より

仕事というのは打ちこめば打ちこむほど面白くなってくるものじゃないかとそう思うようになりました。
真面目に真摯に向き合うというのかな、毎日の積み重ねがやがてなんらかの成果になって自分に返ってくるものじゃないかな、と。


やはりですね、手を抜いていると、それはわかるのですよね。
先日歯科に検診に行きましたが、歯科医の患者さんに対しての言葉遣いだとか歯科衛生士さんに対してのきつい言葉とか、そういうので治療中に不安になったり不快になったりということがありました。
短時間にざっとしか歯も診ていない感じで、これは歯科医の仕事としてどうなんだろうかと・・・。


まぁお医者さんも人間ですし、機嫌が悪いときもあったりというのはあると思いますけれど、診察台にわたしは座っていて、歯科衛生士さんがそこにいて、その歯科衛生士さんを患者の目の前で強い口調で叱るというのはやめてほしかったな、と。叱ったり、注意をしたりするなら、見えないところでやってほしい、とそう思ったわけで。ああいうピリピリした雰囲気は苦手なんですよね。ホントに。


「一人一人を丁寧に診る」っていうのかな、歯医者さんの場合結局はそこだと思うのですよね。雑に歯の治療をされてはこちらはたまらないし、逃げ出したくなります。以前は知り合いにもその歯科医院をすすめていましたが、もうすすめることはないですね。個人医院の場合、患者さんが減っていくというのはこういう小さな積み重ねの結果なんじゃないかな、と。


他の仕事でもそうですけれど、手抜きしたり雑だったりするとそれは形として現れると思うのですよね。そしてその形となったものは他の人によって評価されます。マイナスの評価になったとしても、まぁしょうがないですよね。自業自得というか。

ベストを尽くすこと。
手抜きしないこと。


読んだ本『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義』のあとがきに

一〇人いれば一〇個の成功パターンがあります

とありましたが、本当にそうだと思います。
要は自分の成功パターンを見つけるのが成功へのいちばんの近道なのかもしれないです。どういったものを成功というかは、まぁ人それぞれちがうかと思いますが、どんなものでもやらなければ変わらない。
最初の一歩はドキドキもので、まぁ失敗もするわけですが、失敗でめげてるようでは機会を逃していくばかりかな、と。


そして、仕事をする姿って意外と見られているものなんだと思います。真面目にやっていれば真面目にやっているなぁというのはわかるし、真面目にやっているフリをしていれば、真面目にやっているフリをしているなぁとわかるもの。仕事が雑であったり、手抜きして成功するというのはまずないと思います。まずは一歩を踏み出し、ベストを尽くすことかな、と。


また、ずっと成長し続けるというのは多分無理で不可能なこと。
時に停滞期があって、それを乗り越えたらまた成長したり、新しい世界やつながりが見えてくるのかな、と。そんな風に思っているので、わたしの場合、焦ることなくゆるゆるとですが、やっていけてるというのはあるように思います。まぁ、何事も焦らずにゆっくり丁寧に、という感じでいきたいな、と。


読んだ本です。

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

  • 作者: ティナ・シーリグ,Tina Seelig,高遠裕子
  • 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
  • 発売日: 2010/03/10
  • メディア: ハードカバー
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