怒りについての一考察〜男の人は、女の人より攻撃態勢のスイッチが入りやすい?〜

NoBorderの第1回のお題が「怒ってください」ということで、
http://blog.livedoor.jp/noborder12/archives/5443310.html
怒りについていろいろなことを考えました。せっかくなので、自分のブログに書いて残しておこうと思います。

どうしてそんなに怒るのか。

特に男の人の怒りのほうが攻撃的でインパクトがあるように思うのですよね。(もちろん怒りは、性差というより「個人的に差があるものだ」というのも言えると思います)


ある人と話をして知りました。

男の人は、女の人より攻撃態勢のスイッチが入りやすいということ。

「ほう、そうなんだ・・・」とわたし。


どうやら、男の人は女の人よりも警戒モードのスイッチが入りやすいのだそうです。
危険を察知すると心拍数や血圧があがります。そしてアドレナリンが分泌されるのだそうです。


大昔、男の人は狩りに出て、危険と隣り合わせで獲物を獲得してきました。獲物を獲得するためには攻撃的な行動が必要になってきます。罠をしかけて、そこに獲物がかかるのを待つ、釣り糸を垂れて魚が釣れるのを待つという方法もありますが、てっとりばやいのは獲物を見つけ、弓で獲物の息の根をとめることでしょう。瞬時に獲物の息の根をとめるには、やはり瞬時に攻撃的にならざるを得ない。


なんていうか、もうしょうがないな、と。
そういう風に男の人ができているのなら、元々攻撃態勢(怒り)のスイッチが入りやすい仕様になっているのなら。


男の人のほうがテリトリー(縄張り)意識も強いらしいです。誰にも侵されることのない自分だけの領土、城が欲しいと思っているらしいです。秘密基地を欲しがるのも男の人のほうが多いらしいです。
そして、その自分のテリトリーに敵が侵入することを警戒します。侵入されたら、攻撃モードに入ります。自分のテリトリーを守るためにヒートアップするのが男の人らしいです。(一方、女の人はテリトリーというよりは「巣」を作りたがるものらしいです。子どもを生み、育てるための「巣」)

可視化される感情にまつわる一考察
http://d.hatena.ne.jp/komoko-i/20110807/p1

ここでも書きましたが、怒りを表明してはいけないとは思っていません。
例えば、いじめられたら、黙っている必要はない。
不当な扱いを受けて、泣き寝入りすることはない。
そう思います。
寛容についても、ほどほどで、と思っています。
なにもかもを許し、よしとすることはないと思っています。


怒りはエネルギーで、パワーです。
つまり、そういったエネルギー、パワーがあって、さまざまなものが進化、変化していったというのは言えると思うのです。
進化、変化してこそ生き残っていける。
そのためにはエネルギー、パワーが必要。
もちろん、怒りのエネルギー、パワーも。


生き残るためには怒ることも必要。


怒らないとどうしようもないことも起こるのが人生。



さて、

NoBorder第1回回答を終えて〜立ち向かう強さがほしい〜
http://d.hatena.ne.jp/komoko-i/20110808/p1

ここで、

お題の回答にも書いたよく怒る上司を例に考えてみると、プライドの高さが怒りの根底にあるのかもしれないと、そう推測する。元上司はプライドの高い人で、誰に対しても厳しいスパルタなところがあった。

と書きましたが、プライドの高さが怒りの根底にあるとして、

そのプライドがもしなくなっていまえば、その上司はぞんざいな仕事しかしなくなっていたかもしれない

と思いはじめました。
プライドが高く部下への要求レベルも高かった。でも、それはそれだけの結果を残したかったから。仕事だから結果を残してナンボです。普段からのテンションも高い上司だったので、すぐに沸点を超えてしまっていたのかもしれません。


プライドもないと生きていけなくなるのが男の人だそうです。
プライドが高いことを他の人間が指摘する。これはやってはいけないことらしいです。
自信とプライドがあって、生きていけるのが男の人だとそんな風に教えられました。