うまく怒りを伝えよう。

ひとつのことを考えだすと止まらないという習性がある。頭の切り替えがうまくできない。


今は怒りやさまざまな感情について考えることが多い。


感情は人間であれば誰でも持っているもの。それを表に出すか出さないか、個人差はあるだろう。


どうしてその個人差があるのか考えてみたりする。
怒らない人、我慢強い人はいる。穏やかな人も。


それは生まれもった性格ゆえなのだろうか。
精神的な成長、あるいはさまざまな経験を経て、怒らない人になっていくのだろうか。


怒ることで得るもの、失うものはなんだろう?


今日のまなめはうすのことばだ。

自分の怒りは正当なものだと誰もが感じるから、
怒りにまかせて人を傷つけることに迷いがなくなる。
それでは魔女狩りや戦争と何も変わらない。
自分は正しい、相手は間違っている、だからどんなことをしてもいい、
その思考回路が働く限り、私たちが真に望むものから遠ざかってしまうんだなあと思う。
http://homepage1.nifty.com/maname/log/201108.html#100715p1


自分の意見、主義、主張を通したくて怒る人は多い。
怒るべきときに怒るのは、自分を守るためであり、また周囲のためでもあったりする。


怒りを溜め込みすぎるのは心身ともに毒だ。
それも言えるだろう。
怒りを溜め込みすぎて、いつか爆発し、とりかえしのつかないことになる場合もあるだろう。

怒るな。
怒ってはいけない。

そういうスローガン的なものに意味はないように思う。


どうあっても怒るときには怒る。
人間腹がたつときには、腹がたつ。


怒りがこみあげてきたとき、
どう対処するか。
うまく怒ることで、状況を好転させることも可能なのではないだろうか。


うまく怒りを伝えること。
「こういうことで怒っている」と。


冷静に伝えることで、その人の器の大きさもわかるように思う。


意外と相手には怒りが伝わっていないという場合もある。
怒りをうまく伝えること、気持ちを伝えること。
そうすることで、「すみません」「すみませんでした」という言葉を得られることもあるように思う。