- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/11/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 5人 クリック: 128回
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マーケティング的思考
この製品は誰の役に立つか?
その人たちに届けるためにはどういうプロモーションをすればいいか?
客観的に見た自分の強みは?
職人的思考
がんばって製品をつくったからあとは勝手に売れてくれるはず
この本の中で上記のように書かれていますが、これはブログにも応用できるように思います。
自己PRがうまい人、下手な人、他の表現で言えば、自分をうまくPRできる人、できない人います。今この記事を読まれている皆さんは自分自身どちらだと思いますか?
わたし自身自己PRはうまくないです。うまくPRできているかといえば、できていないです。できるなら、うまくPRできるようになりたい、とそう思います。
そこで読んだ『パーソナル・マーケティング』ですが、さまざまなヒントをもらいました。
そのひとつが
誰の役に立つのか?
という視点です。
ブログなどもそうですが、もし自己PR的な目的でやる場合、
「誰の役に立つのか?」という視点を持ってやらないとなかなか興味は持ってもらえないということ。
つまり、
興味を持ってもらいたいなら、誰かの役に立ちそうなことをアウトプットすべき。
著名でも有名でもない一般の人のお昼ご飯に興味を持つ人はまず少ないと思います。時間制限なしの1,000円焼肉食べ放題に行った、等多くの人が惹き付けられるような情報が付随していない限り、ほとんどの人は見向きもしないでしょう。
ライフハック系の記事もそうですが、役に立ちそうな記事は多くの人に読まれます。
私の場合で言えば、お役立ち系の記事
おさえておきたいメールで使う敬語
http://d.hatena.ne.jp/komoko-i/20110524/p1
これは本当にアクセスあります。
ああ、こういう記事はニーズがあるのだな、というのを実感したわけですが、これまで、自分が書いたものをどういう人が興味を持って読んでいるのか、考えたことがありませんでした。今も、どういう人が興味を持って読まれているのかわかりません。男性が多いのか女性が多いのか、年齢層もよくわかりません。(二十代後半〜三十代前半が多いのでは?という予想はしていますが、男女比は本当にわかりません)
元々読みたい人が読んでくれればそれでいいというスタンスでしたし、ブログも自己PRというより、書いて残しておきたいというのが目的で、ただ、書いたものをひとりでも読んでくだされば、そして言いたいことが伝わればそれでいいかな、と。
私の持っている経験やスキルはたいしたことないです。ただ、会社を辞めたことがあり、転職経験もあるので、そこのことについては書くことができるかな、と。
「会社を辞めたい」そう思ったときに考えたい5つのこと。
http://d.hatena.ne.jp/komoko-i/20101111/p3
この記事もよく読まれているようです。ニーズがあるのだと思います。わたし自身、転職をしたことがない人が転職についてあれこれ語っても、それほど聞きたいとは思わないです。むしろ、会社を辞めたり、転職した経験がある人にこそ、よかったこと悪かったこと、どういうことに気をつけたらいいか、どうすれば転職してうまくいくか聞きたい、そう思います。
一方、そういった経験はあるものの、それだけに固執して書いていたくないという思いもあります。興味関心があることはさまざまで本当に尽きないです。ひとつのことをとことん深く掘り下げて書くこと、それが私に欠けていることかもしれません。
思考としては職人的思考に近いと思います。
職人的思考
がんばって製品をつくったからあとは勝手に売れてくれるはず
実際ブログは、書き続け、ある程度のストックができると、毎日ほぼ一定のアクセスが来ます。仕事中に「かみんぐあうとっの過去記事をひとつひとつ読んでしまい、気がついたら○時だった」というメッセージをいただいたこともあります。一見さんも多いわけですが、中には他の記事も読んでみようと思う人もいらっしゃる。わたしとしては基本的に書きたいこと書けることを残しているだけなので、あとは勝手に読んでいってくれるかな、と。まさしく職人的思考だなぁと。
それがいいとか悪いとかじゃないです。わたしがよく言いますが、「それはそれでよい」。
なにもブログを自分のPRに使わなくてもいいし、自分のPRに使ってもいい。それは自由です。
ただ、もし自分のPRのために使おうとするのであれば、マーケティング思考
この製品は誰の役に立つか?
その人たちに届けるためにはどういうプロモーションをすればいいか?
客観的に見た自分の強みは?
について考えてみるとよいのではないかと。
製品を記事に置き換えてみるとよいと思います。
この記事は誰の役に立つか?
その人たちに届けるためにはどういうプロモーションをすればいいか?
客観的に見た自分の強みは?
やみくもに書いてもネットの海の中でひたすら漂流するだけ。
どんな宝石もどんなすごい考えも誰にも見てもらえなければ、ただそこに存在するだけ。
世の中、面白い考え方をする人、面白い行動をする人、注目を集める人、大勢います。そんな人が大勢いる中で自分を見てもらいたいと思うのであれば、やはりPRは必要かと。
まだまだ書きたいことがありますが、このへんで。
パーソナル・マーケティング。面白い本でした。もう少し読みこみたいと思っています。
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/11/19
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