まとめ役に向いている人って・・・?

グループなどで活動する際、方針ややり方を話し合うことあったりします。
先日、その話し合いの場で自分の考えているとおりに事を運ぼうとし、あれこれと仕切る人がいました。本人はリーダシップをとっているつもりのようでしたが、具体性に欠けていてよくわからない感じでした。他の人もよくわからないようで、だんまり。「これじゃ全然話し合いにならない」と思い、自分の考えを言ったところ、その仕切っている人に頭ごなしに否定されてしまいました。なので「どうして否定するのか否定する理由を言ってください」とわたし。仕切ろうととする人はテンションアップであれこれ理由を並べ、周りの人の表情は曇りはじめました。わたしも眉間に皺を寄せていました。自分の考えているとおりに事を運ぶために、他の考えは潰そうとする、そういう人なのかな、と。


仕切ろうとする人には知識や経験は自分のほうがあるという自負心があるのかもしれません。年齢もその人が一番年上のようでした。が、グループで活動をするのに何もかもをその人が決めていいというわけではなく、そこは話し合いの場だったのですよね。


仕切ろうとする人がテンションがあがったまま話し続けるので、ある人が
「他の人の考えも言ってもらいましょうよ。(考えの)採用・不採用は別として、まだ何も言っていない人もいるじゃないですか」と。


話し合いの場では発言の機会をひとりひとりに与えていくこと、これは大事なことだな、と。つまり、

  • メンバーの中に傍観者を出さないこと。
  • 順番に強制的に一言でも二言でも言わせること。
  • 「他の人と似ていてもいいから」という前置きをして何か言わせること。
  • 話し続けたり、自分の考えをごり押しする人には牽制をかけること。

これらのことはこれから先も頭に置いておきたいです。


本当にまとめ役に向いている人というのは、皆の考えや意見を聞いて、聞いた上で上手にまとめリーダーシップをとっていける人なんだと思います。
自分がいちばんまともな考えを持っている知識も経験も自分はあるんだという人は自分の考えを押し通しがちで、まとめ役には向いておらず、「他の人の考えも聞いて検討してそれから決めましょう」と言える人がまとめ役向きだな、と。


結局のところ「他の人の考えも言ってもらいましょうよ」と言った人がまとめ役になって、他の複数の考えの良いところ、使えそうなところをピックアップしてつなげ、まとめ、グループでの活動の方針ややり方が概ね決まりました。いやはや、一時はどうなるかと思いました。頭ごなしに否定されたときは正直言ってムッとしていましたから。検討後、わたしの考えも一部採用されて良かったです。やはり一部でも採用されるとうれしいです。自分の良いところ、他の人の良いところ、それらをうまくピックアップしてまとめれば、もっと良いものができるはず。皆が納得いくものができてこそ、グループの活動はうまくいくんじゃないかな、と。