ブログについて思うこと

ふと思ったのですが、新たにブログを始める人は減りつつあるのかな、と。またブログを開設して3年以上定期的に更新し続けている人はどれくらいいるのかな、と。わたしの周りでブログを続けている人はだんだん減っているように思いますブロガー人口というのは減りつつあるのかな、と。


ブロガー人口が減りブログという媒体がマイナーになっていくのはむしろチャンスかもしれないなぁと思ったりしてます。「え、いまだにブログ?」みたいなことになれば、逆に希少価値が出てきたりしないかなと(出てこないかな?)。誰でもはじめることはできるけれど続けることが難しいのがブログかも。まぁ他のことでも言えるわけですが。


TwitterFacebook(以下FB)が便利で楽しかったりブログよりもメリットが大となるとそちらに動くのはまぁ当然といえば当然ですが、静かなところで黙々と自分の作業をするのも実は好きだったりします。人気(ひとけ)がないほうが気楽でいいというか。


「寂しい」とか「孤独」という言葉には暗いネガティブなニュアンスを感じとってしまいがちですが、なんというか一人でいるとホッとすることもあると思うのですよね。いつも誰かといっしょにいると、やっぱりストレスがあったりします。「孤立したらダメ」とかそういう風潮もあったりしますが、ひとりになって黙々と作業をすることで生まれる結果もあると思うのです。芸術作品や文芸作品もそうですが。


「さまざまな人に共感してもらいたい」「見てもらいたい」そういう気持ちもわかるのですが、実際のところみんなそれぞれ自分のことで忙しい。他の人のことまで構っているヒマはない。そんなものだと思います。賑やかなところでそれなりに見てもらうにはやっぱりそれなりの素養がないと無理。これといった特徴がない場合埋没してしまってその他大勢で終わってしまうかな、と。


注目されるときはされるものだけれど、人の評価というのはかなり曖昧でそれでいて無責任なものだと思うのです。気分によって変わったり。そういった評価に振り回されたくないというのが昔からあって、なんというか表示に振り回されて大切なことができなくなってしまうのはバカバカしいな、と。


誰もがやってることをやっても注目されることはないし、そこから抜きん出てスゴイと言われることってまず「ない」のではないかと。スゴイと言われたいなら「誰もしないようなことをやる」ことでしょうか。勿論犯罪とかはダメですけど。


あるいは「なかなか他の人ができていないことをやる、やり続ける」というのも満足感が得られることだったりします。最初にも書きましたが、意外とですね、わたしの周りでブログを続けている人少ないです。TwitterやFBのほうが続けやすいのかもしれません。書く時間がない。ブログに書くようなネタがない。というのが主な理由でしょうか。まぁTwitterのほうが文章短くていいですし、FBはイイネがありますし、つながり感もTwitterよりFBのほうがありそうです。


わたしの場合「皆がFBに行ってしまったから私も・・・」とはなっていなくて、必要があればやるかもですが、これ以上手を広げてやることを増やしても忙しくなるだけだな、と。多忙は美徳で、アクティブだったりバイタリティがある人が評価されるみたいなところが日本にはあったりしますが、それってどうなんだろ?と最近は思ってます。多忙ということはそれだけ自由な時間がないのですよね。自分の好きなことをする時間がない。(もしかしたら自分の好きなことで忙しいという人もいるかもしれませんが)忙しいとそれだけで雑になっていくような気がします。日常生活も仕事も人との付き合い方も。忙しいから人付き合いも厳選して、これといって自分にプラスにならなさそうな人は多忙を理由に切り捨てていくような感じになっていくのではないかな、と。この場合切り捨てられる側はなんともモヤモヤした気持ちになるのではないでしょうか。


時には時間を作ってじっくり考えたり部屋や机を整理したり、外を歩いたり、人と会って話をしたり、映画を見たり音楽を聞いたり。時間があるというのはそれだけ自由があるということ。多忙になればなるほど自由が逃げていく。時間的余裕も精神的余裕もなくなって疲ればかりが溜まって、良いことはないです。


時間があるからこそ創造的なことができる。心揺さぶられる小説(本)を読める、あるいは小説を書ける。映画を見れる。音楽を聴ける。外へ外へつながりを求めて出ていくことも楽しいけれど、自分の時間を、地に足をつける時間も、思うこと考えたことを書きとめる時間があってよいのではないかと。


思うこと考えたことを書きとめる場としてのブログ。マイナーになってもそれでもやはり読む人はいるかな、と。ひとつのテーマについてより多くの人に読まれたいと思うのであれば書籍に軍配があがるかもしれません。「いつかは本を出すぞ」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。いつか本を出すためにブログを書き続け文章修業する、ブログにネタのストックを蓄えておくというのもひとつの手かもしれません。ブログの内容をベースにさらに加筆して出版ということもありますし、ブログはまだまだ使える媒体ではないかな、と。