とある会議で思ったこと

空気を読まない人(読めない人)に近いのかどうかよくわからないのですが、とある会議で「流れを読まない人(読めない人)」に遭遇しまして、どうしてその人が読まないのか(読めないのか)考えたみたのですよね。


会議では「○○についての現時点の問題点を各自あげていこう」「○○についてどういう問題があるか言ってください」という話の流れになっているのに、ある人(以下Aさん)は「○○は確かにいろいろ(問題が)あるけれど、それでもうまくやっていくしかないじゃないですか。私だったらこうする、ああする、私はこういう風にした、これからはこんな感じで・・・」と話し続け、その場はAさんの独壇場に。


司会者としては

1.現状の共有 →2.問題点を出して共有→3.解決方法について話し合う。アイデアを出し合う。

こういう流れを想定していたようなのですが、ホワイトボードなどに文字で書いたものもなかったので、Aさんを含め流れがわからない人は多かったのかな、と。この流れがわからなくてAさんは2を飛ばして3に行ってしまったのかな、と。あるいは、Aさん的には問題点は自分の中ではっきりしていて、どうすればいいかも自分ではわかっていたのかもしれません。


せっかちな人だと「2.問題点を出して共有」に時間をかけず、「3.解決方法について話し合う。アイデアを出し合う。」へすぐに行こうとするのかもしれません。


が、問題点に気づいていない人もいると思うのです。いろいろとうまくいっていないところもあるけれど、まぁこんなもんだろう。と片付けてしまう人もいるかと。


例えば、バイトで雇うけれどなかなか長続きしない。でもまぁバイトだし、それほど魅力があるバイトでもないから続かないのもしょうがない。まぁこんなもんだろうと片付けてしまっていたり。(長続きしないには長続きしない原因や理由がもしかしたら店舗側にもあるかもしれないのに、そこには目を向けないでいるとか・・・)


問題点に気づくということとさらにその問題点をお互いに共有するというのはとても大事なことだと思うのです。自分が抱える問題と他の人が抱える問題に共通点があるかもしれませんし、もしかしたら解決するヒントやアイデアをもらえるかもしれない。たとえ解決方法が見つからなくても「お互い大変だよね」という慰めも得られるかもしれない。慰められて励まされてまた頑張ろうと思うことは多いです。


面倒くさいかもしれないけれど、問題を各自はっきりさせることは大事で、問題をはっきりさせることで解決方法が出てくるというのもあるかな、と。原因がわかっていないのに思いつきでアレコレやってみても徒労に終わるようなそんな気がします。


とまぁ長くなってしまいましたが、いちばん思ったのは

会議や研修会では流れを明記(明示)すべき

ということ。
ホワイトボードなどに

  • 今は何について話をしているか端的に提示する

それがないと出席者は言いたいことをそれぞれに言い始めて収拾がつかなくなるんじゃないかな、と。(まぁ言いたいことを言うというのも大事なことではありますが)


で、実際、先日の会議ではAさんを皮切りに各自言いたいことをそれぞれに言って終わってしまったように思います。
「何のための会議だったんだろう?言いたいことを言うため?問題点の洗い出しと解決策の知恵を出し合うための会議だったんじゃないの?」とわたしとしては思うわけで、会議のあとしばらくモヤモヤしました。
会議中延々と話続ける人についてはそれを牽制する人が必要で、できるだけ多くの人に発言する機会を与えること、傍観者を出さないことは大事なんじゃないかな、と。(なんだか前にもこのブログで似たようなことを書いた気がしますが、まぁ良いことにします)

それではまた。