新刊が発売されたらすぐに買いに行くほど好きな漫画だったのに、今だにその新刊を買えないでいる。
買えないのはお金の問題とかそういうのではなく、心理的な問題。
仕事や研修で忙しく、家でもやらないといけないことは多い。
やらないといけないことがまだまだあるのに「漫画読んでる場合か?」と思ってしまう。漫画を買って読む時間があったら、あれとかこれとか他にやらないといけないことをやるべき。
そんな思考が漫画を買うこと読むことを遠ざけている。
「あんなに好きだったのになぁ」
買わないなら買わないで、読めないなら読めないで平気な自分がいる。
「まぁ漫画だし、いつでも買えるし」
そう考える自分もいる。その漫画の優先順位をどんどん落としていくということは、つまりはそれほど続きが気になっていないのかもしれない。飽きたのだろうか。
飽きたというより今自分に余裕がないのだと思う。息抜きがうまくできない。漫画でも読んで気分転換、そういう気分になれない。
真剣に仕事をすればするほどドツボにはまって苦しくなるというのはある。そんなにうまくいくことばかりではない。失敗も多い。だからこその失敗から学ぶわけだけれど、やはり凹んで他のことができなくなってしまうことも多い。
好きな漫画が読めなくなった。
これは結局のところ、好きな漫画を読む余裕がなくなった。ということなのかもしれない。その漫画が好きじゃなくなった、とは思いたくない。今は余裕がないだけ。時間がないだけ。そう思いたい。
追記:好きなものへの情熱が薄らいでいくのは、まぁしょうがないことなのかもしれないけれど、やっぱり一抹の寂しさを禁じえない。情熱を保ち続けるというのはなかなか難しいこと。だからこそ保ち続けられる人は凄いと思う。