「悩んで動けない状態がデフォルト」になっている人へ・・・

心の調子を崩している人が周りにいて、籠ってずっとネットをしていて、外に出かけるのも億劫らしくて、人間関係で悩んでいたり、自分のことで迷っていたり、「いろいろうまくいかなくて、いやになっちゃう」と。「そういうときもあるよ」と返信してもたいした慰めにもなっていないみたいで、うーん、どうしたものかな、と。


過去の出来事が頭から離れなくて、それで悩んでしまう、動けなくなってしまうというのはすごくわかる。すぐに気持ちを切り替えられない。何度も思い出し、思う出すたび「ぐわああああ」となってモノに八つ当たりしたくなる。それもわかる。わかるけれど、同じことを繰り返したところで違う結果が出るわけはないのだから、思いきって違うことをやってみるといいと思う。違うことをやって、思い出すのをとりあえずやめてみる。思い出しそうになったら、映画を見たり、アニメを見たり、本を読んだり、漫画を読んだり、他のことに意識をふるようにする。これはひとつの手ではないかと。


最悪の状況でにっちもさっちもいかないときというのはやはりあるもので、そういう時無理に動いても痛い目に遭う。どひゃーという失敗をしてしまったり。最悪のときほど冷静に。焦らない。様子を見る。状況をきちんと把握する。それはいつも頭の片隅に置いておきたい。


そして、「うまくいかない時こそ自分の時間を持つ」のがいいのではないかと思う。本当にやりたいこと、好きなこと、ひとりでもできることをやってみる。映画を見たり、DVDを見たり、音楽を聞いたり、歌ったり、散歩したり、写真を撮ったり、絵を描いたり・・・。いつも誰かといっしょにいないといけないなんてことはない。特定の誰かにまとわりつき、その人の言動にこだわり続ければ続けるほど、その人との関係はうまくいかなくなると思う。


人間関係も「誰とでも良好な関係でずっといられる」なんてことはまず無理。人は変わる。状況は変化する。それを嘆いたってしょうがない。特定の誰かにまとわりつくのをやめ、こだわり続けるのをやめれば、その人自身楽になるのではないかと思う。簡単にはそうできないと言う人もいるかもしれないけれど、そういう人は「悩んで動けない状態がデフォルト」になっているんじゃないかと思う。それでも本人がいいというならいいのだけれど、もし楽になりたいと思うのであれば、先ほども書いたように、うまくいかない時こそ自分の時間を持つこと、特定の誰かにまとわりつくこと、こだわることを一旦やめてみてはどうかと思う。