似た者同士ぶつかってしまうという話

似た者同士ぶつかってしまうという話を友人から聞いた。


異動先に自分と似ている人がいて、その人も負けず嫌いらしく気が強くて、舵を取りたがるタイプで、職場でも一目を置かれる存在らしい。で、異動してきた友人も負けん気が強くて、仕切り屋タイプ。


お互い似た者同士なのは既にわかっていて、はっきり言ってやりにくいらしい。


大人なんだし、そこは仕事をする場なんだから抑えるべきときは抑えて、相手を立てたり、融通をきかせる必要があるのだろうけれど、友人にとってそうするのはかなりストレスが溜まることらしい。


わたしだったら、姉御肌っぽい人は好きなので、負けん気の強いその人にお任せして、自分は補佐業務を淡々とするのだけれど、まぁ補佐業務とかそんなのはしたくないという司令官タイプもいるわけで・・・。うーむ。


とりあえず、異動してきてまもない友人が一歩引いて様子をみているらしいけれど、その状況に愚痴のひとつやふたつも言いたくなって、「ねぇ聞いて、聞いてよー」と愚痴を聞くことになったのがわたしだったりする。


愚痴ったり、ガス抜きは大事だと思っているので、聞かされるのは別に苦にならない。これといって具体的な解決法が提案できるわけではないけれど、愚痴ったら少しは楽になるというのもあるので、相手が逃げ出さない程度に愚痴を聞いてもらうのは良いことだと思う。


わたしが思うに「性格というものは、なかなか変えられないもの」だと思う。似た者同士がうまくいくというわけでもない。同族嫌悪的なものを抱いたり、自分の嫌な部分をその人も持っていたりで、それでイラっとするのだと思う。


「似た者同士ぶつかってしまう話」というタイトルにしたけれど、実際はまだ衝突はしていないようだ。
「いつかぶつかる」という予感が友人には既にあるらしく、その予感を踏まえて「まぁぶつかったときはぶつかったとき。私がおとなしく黙っているなんてありえないから(笑)」と言ってしまう友人だから、多分いつかぶつかるだろう。


「ひとつの船に船長はふたりはいらない」という感じだろうか。


似た者同士ぶつかって、不毛な消耗戦や足の引っ張り合いにならなければいいけれど、さてさてどうなることか・・・。人を適所に配置するのは難しい。人の異動は慎重にしなきゃいけないよね・・・と思いつつ、今日はこのへんで。