「都会は仕事もあっていろんなチャンスがあってうらやましい」

久しぶりに友人に会った。その友人が「都会は仕事もあっていろんなチャンスがあってうらやましい」というようなことを言っていた。確かに都会の方が仕事もあるし、いろんなチャンスもあるだろう。住宅にお金がかかる等、都会は都会で大変な面もあるのだけれど、友人いわく「田舎はうるさい。近所も会社の人もうるさくてイヤになる」と。おしゃれのつもりで流行の服を着ただけであれこれ言われる。噂される。こんな田舎であんな格好してあの人は浮いてる。都会に住んでいたのを鼻にかけてる。等々言われてしまうらしい。友達も住んでいるところでは服を買わないことにしているらしく、買わない理由は「田舎で売っている服は高いだけでセンスもないし、都会だったら安くておしゃれな服がたくさんあるし」と。


確かに選択肢が多いのは都会だとわたしも思うわけで、仕事にしろチャンスにしろ服にしろ「選びたい」という欲求が多かれ少なかれ人にはあるのだと思う。「選ぶ自由がない」というのは苦痛だ。我慢を強いられてストレスも溜まる。友人の場合、今さら引っ越すことはできないし、仕事も変われないけれど、せめて服くらい好きなものを買いたい、自分がしたいおしゃれをしたい!という友人の気持ちもよくわかる。何かでストレス解消していかないと「やってらんない」のだと思う。友人の場合それが都会で服などの買い物をすることのようだ。


都会には選択肢がある。選ぶ自由があるというのはやはり魅力的だ。仕事がありいろんなチャンスがあり、だから都会へ人は向かうのだろう。


「田舎は田舎でどうにか流出しないようにやってるみたいなんだけど、どれくらい効果があるのかはわからない。やっぱり人口は減っていってるし」と友人。「やっぱりね、若い人は仕事がある都会に出ていっちゃうんだよね」と。