いくら良い人でも主体性のない人、ビジョンのない人はつまらない人に見える

とあるドラマを見ていて、どうしてそのドラマが面白く感じられないのか最近よく考えるのですが、頭の中を整理したいので書いてみます。


1.主人公が良い人すぎてつまらない
性格は良いのです。苦労を知っていて働き者。文句も言わないし、真面目。いろんな人から好かれるのですが、告白されたら断れないタイプのようで、告白されてつきあいはじめるのですが、それって本当に相手のことを好きでつきあってるの?って思ってしまいます。つきあっていくうちに相手を好きになればいいと思っているのかもしれません。で、結局うまくいきません。主人公本人は悪気はないのですが、仕事優先で、どうしても告白した側がエキサイトしすぎて、言動が重くなって、別れます。適度に好かれモテる主人公なので、すがるとかそういうことはしないのですよね。良い人だけど、つまらない。心を痛めることはもちろんあるけれど、それは誰に対しても。主人公は誰に対しても優しい。心を配る。恋人だけ特別優しいわけではない。それは恋人をモヤモヤさせ、二人の関係がうまくいかなくなる原因になります。


2.主人公の主体性がなくてつまらない
周りの人と主人公が絡んでいくことでストーリーは進んでいくのですが、主人公に主体性がないです。振り回されるばかりの主人公。自分の運命は自分で切り開いていく系の主人公ではないので、見ていて物足りないです。仕事熱心だけれど、その仕事しか自分にはできないと思っている節があって、なんというか視野が狭い感じ。主体的に自分がやりたいからやってる感がない。それがどうにもつまらない。本人は、多分半分あきらめてます。とにかく食べるために働くだけ。働かないと食べていけないから、働いてるだけ。


3.未来のビジョンやゴールが主人公になくてつまらない
とにかく食べるために働く、働かないと食べていけないから働く。そんな主人公なので、未来のビジョンとか夢とかゴールがないのです。ドラマの中で出てきません。それが見ていて、なんともつまらない。「俺は海賊王になる!」じゃないですけど、何か夢とか目指すものがあったほうが楽しいじゃないですか。ドラマとしても盛り上がります。が、このドラマの主人公には夢らしい夢もおそらくないです。夢見る余裕もないくらいいっぱいいっぱいの設定なのかもしれません。


まとめると、いくら良い人でも主体性がなかったりビジョンがなかったりすると、つまらない人に見えてしまうということ。これって損なんじゃないかなあ?主体性があって自分の考えとか意思がハッキリしている人のほうが私は好きです。曖昧ラバーのおまえが言うなよー。と言われそうですが、私が曖昧でハッキリしないからこそ、ハッキリしている人が好きです。ハッキリ意見を言える人、主張できる人がいいです。


自分で文章とか書きながら思います。無難な文章でつまらないなあと。心の底から訴えるもの、突き刺さるようなそういうものは私の文章にはないなあ、飽きられていくのも仕方ないな、と。


私の場合、人前でハッキリと意見したり主張したりというのは苦手なのですが、未来のビジョンとか目標だけはハッキリあるので、そこのところは救いかな。


自分の文章の平凡さ無難さを自覚すると、逆に開き直れます。これが私の文章なんだから、いまさらしょうがない。平凡でも無難でもいいんじゃない?おだやかに長く続けていけば、それでいい。続けていく中で「自分らしさ」がにじみ出てきたらいいな、と。


というわけで、はてなブログのほう、久しぶりに更新しました。
本家のブログ(はてなダイアリーで書いてます)もよろしくお願いします。
かみんぐあうとっ
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