年末に親戚のおじいさんが亡くなった

年末に親戚のおじいさんが亡くなったことを聞いた。80代だったそう。
死期が迫っていることを医師が告げたのが12月29日。おじいさんの息子や娘、孫たちが戻ってきたのが30日。
そして30日が31日に変わった頃、お亡くなりになったらしい。
1月2日が通夜で3日が葬式と聞いた。
皆に見守られながら、
おじいさんは逝ったらしい。


年始早々葬式なんて、と思うかもしれない。
けれど、ある親戚はこう言っていたらしい。
「仕事柄、お盆か年末年始くらいしか休めない。休みがとれる年末に死んでくれて、こうして見送れることができた。よかった。本当によかった」と。
「見送ることができてよかった」なんて、おじいさん愛されてるなあ。


いつ死ぬかそれは自分ではわからない。どこで死ぬかも。


次の世界へ旅立つときはひとりきりだけれど、見送ってくれる人がいれば寂しくないと思う。


自分の祖父が亡くなったとき、祖父の妹が言っていた。これは自分の耳で聞いたのでよく覚えている。
「良いところに行きやんせ(行ってください)。わたしもそのうち行くからね。待っててね」


次の世界で再会。
先にその世界に行っている人と会える。
本当にそうなら良いなと思う。


おじいさんのご冥福をお祈りします。