指示しすぎず突き放しすぎず

指示されたことだけをやるのは楽。考えないでいいから。しかしながら、上司や親が常に指示ばかりしていると部下や子どもは指示待ち人間になってしまう可能性は大だと思う。上司や親は自分の経験に照らし合わせて、つい先回り的に部下や子どもに指示する人は存在する。

  • 指示出し人間は、意識してその指示を控えめにすること。
  • 本人に任せる、やらせてみること。

うまくいかなくても、どうしてうまくいかなかったのか、何が悪かったのか身をもって感じたほうが次はうまくいく確率は上がる。なんでも手取り足取りやってあげることは本人のためにならない。指示待ち人間、考えない人にしないためにも、指示するときはポイントのみにする。


まあ、ポイントのみ指示して、あとは自分で考えて、と言っても人によってはそれを「突き放された」と感じ、どうしていいかわからなくなる人もいるので注意が必要かと。


問題解決能力は自分で考えて動かないとなかなか身につかない。
指示待ち人間であっても、あまりにも指示が威圧的だったり長期的だったりすると憂うつやイライラ、怒りが生じてくる。これは反抗期と言われるものだけれど、子どもに限らず職場の部下であっても反抗する気持ちが起こることはままある。逆にあまりに指示がなかったり突き放されたり、存在を軽んじられているように感じられると、これもまたイライラや怒りを生む。人は認められたいもので、適当にあしらわれたり軽んじられるのはいい気持ちはしない。


結論としては、「指示しすぎず突き放しすぎず」ということになるのだけれど、これはケースバイケースの匙加減が必要。また、部下や子どもをあてにせず(指示すら出さず)自分でなんでもやってしまう人もいる。だいたいにおいて仕事がはやく仕事ができるタイプの人はそうなりがちかもしれない。仕事は「自分がやったほうが早いからその方が良い」という意識がそうさせている場合もあるし、仕事をこなしている自分凄い、価値がある、必要とされていることを感じたいがために孤軍奮闘的に頑張ってしまうタイプもいて、頑張ることは良いことだけれど、突っ走って周りが見えなくなっている場合もあるので要注意だと思う。