通っていた英会話教室の話

英会話教室には2箇所通ったことがある。
はじめて通ったのは、わりと大手の英会話教室で、プレイスメントテストをした結果、初心者クラスで日本語で質問ができる日本人の先生が良いだろうといわれたのを覚えている。
レッスンは週に1回確か40分、少人数のグループレッスンだった。
先生は留学経験がある日本人の女の先生。30歳くらいだったと思う。ユーモアがあって面白い先生だった。


その英会話教室ではテキストにしたがって会話練習するのだけれど、あまり役にたつとは思えなかった。
もっと自由会話的な英会話が話せるようになりたかったので、コースが終わったらそこはやめようと思っていた。1年コースで申しこんで(契約して)いたので、きっちり最後まで通った。料金は、よく覚えていないけれど1年で20万くらいだったような気がする。


グループは3~4人。結構入れ替わりがあって、いっしょにレッスンを受けたひとをよく覚えていない。記憶に残っているのは、美容師のお姉さんひとりくらいだ。
髪型が個性的なとてもきれいなお姉さんで「いつかは海外で美容師として働きたい」と言っていた。
ある日そのお姉さんが手や顔に怪我をして教室に現れた。事故に遭ったそうで、かなりの大怪我だった。それでもレッスンは休まなかった。すごいと思った。
もっとすごいと思ったのは、翌週顔の怪我がわからないようバッチリメイクして現れたこと。「職業柄カバーメークは得意」とのこと。
多少の傷跡やシミはメイクでわからなくてきるし、ファンデーションも専用のものもあるとのこと。そのお姉さんと話すのは楽しく、お互い英会話は上手にならなかったけれど、英会話教室をやめてもたまに会っておしゃべりしたいそんなお姉さんだった。



2箇所目の英会話教室は、サークルに近い感じで、複数のネイティブの先生が開いている教室だった。レッスン中日本語は禁止だった。質問も英語でしなければならなかった。
ここも週に1回のグループレッスンだったけれど、1グループが15人前後と多く、グループ内メンバーの英語のレベルもさまざまだった。


そして女性が多く平均年齢が高かった。レッスンの内容は基本的に自由会話で、テキストは無し。英語なら好きなことをなんでも話してOKだった。グループ内の平均年齢が高いので、話す話題は健康の話とか旅行の話、孫の話、親の介護の話、病気の話などが多かった。これらの話に興味がないと正直言ってつまらないし、グループ内のメンバー性別、年齢は重要かもしれない。
この教室では好きなことを話せるのはよいのだけれど、15人もいると、発言する回数はおのずと限られてくる。
もう長く英会話を習っていて英語がぺらぺらの人が長々と話し続けて、先生からストップが入ることもしばしばだった。その人が話しはじめるとその人の独演会のようになるので、ひそかにその人は嫌われていた。新入りで、しかもあまり話せないわたしは黙って聞いているばかりで、だんだん行きたくなくなっていった。


まぁリスニングの練習にはなるし、語彙も増えるし、グループレッスンを休んだ場合、プライベートレッスンに振り替えもできる(要予約)のでその点はよかった。プライベートレッスンには数回通ったけれど、希望する時間に予約がなかなかとれないのが難点だった。


こちらは月謝制で1レッスン60分月4回で5000円。どのレッスンも定員いっぱいいっぱいで、新規の生徒募集はめったにしない、とのことだった。
たまたま空きがあって入りこめたけれど、グループに15人もいるとなかなか発言できず、言いたいことも言えないまま60分が終わることもしばしばで、これではいくら通っても上手にはならないだろうな、と思った。プライベートレッスンは35分と短いけれど、いろいろ話すことができて通う価値はあった(でも人気があって予約がなかなかとれない)。


最近また英語を勉強しているところで、特に会話ができるようになりたいと思っている。今思っているのは、どこかの教室に通うよりも「スカイプでネイティブの先生とマンツーマンで英会話」のほうが上達するかもしれないということ。最近はいろいろなところがやっていると聞く。


わたし自身テキストにしたがって、というのが好きではなく、そもそも使用されるテキストも合う合わないがあるので、前もってチェックが必要だと思う。ひとつめの英会話教室では退屈なテキストを見ながらしゃべらされて、なんというか時間がもったいなかった。基本的な会話から・・・ということなのだろうけれど、わたしがしたいのは友達や同僚と話すような自由な会話だった。


プライベートレッスンは基本的に短いし料金も高い。けれど効果はあると思う。あとは、先生との相性もあるかと…。
先生の中にはとても厳しい先生もいて(もちろん日本語一切禁止)、わからない単語の意味をいちいち教えない先生やレッスン中辞書は使用不可の先生もいる。そのことについては「類推力をつけましょう」的なことを英語で言われた気がするけれど、やはり意味がわからないとちんぷんかんぷんで、そのうち「この話はどうでもいいや」となってしまう(理解放棄)。ていねいで優しい先生もいる。いるけれど、人気があって予約がとりにくい。あとは、話題。グループレッスンの場合、いくら自由会話でもどういうことを英語で話したいか、自分の中にその話題がないとレッスンに行ってもお地蔵様になってしまう。ひたすら他の人の英語を聞いて、レッスン時間が終わってしまうことに。


ざっと書いてみたけれど、英会話教室は本当に玉石混交なので、よく調べて体験レッスン等してから慎重にはじめたほうがいい。いつレッスンがあるか、もしそのレッスンにいけなかった場合振り替えレッスンがあるか、その予約は難しくないか等。


数年英会話教室に通って、まったく英語を使わなかった職種からネイティブの外国人の秘書(兼通訳)になった知人もいるので、まじめに通えば、あるいは本人に語学の才能があれば、仕事につなげられると思う。


オンライン英会話の教科書

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オンライン英会話 すぐに使えるフレーズ800

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英会話イメージリンク習得法―英会話教室に行く前に身につけておきたいネイティブ発想

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