トラックバックの面白さ

毎日いくつものブログを読む。そしてそのブログ記事に対してトラックバックがあるとそれも読むようにしている。これが面白い。どうして面白いと思うのか考えてみたので書いてみる。

ちがう考え方を発見できる


ある記事に対してトラックバックがあって、そこにだから「ここは賛同できるけれど、ここはちょっとちがうと思う」とあったりすると面白いなぁと思う。


ひとつのテーマについて「賛同する部分」と「賛同しない部分」を明確に文章化しているのを見ると読まずにいられない。どうしてその人が賛同しないかを知りたくなるからだ。


人は読んだものを「ふーん、そんな考え方もあるんだねー」で済ませてしまう傾向にあるのではないだろうか。
「え、それはちがうでしょ?」と思っても「どうちがうか」ということを明確に文章化するまでには至らないことが多いのではないかと思う。


そこを一歩踏み込んで、「私はこれについてこう思う」と表明することは、ある意味勇気がいることで、またどうちがうかを表現する手間ひまを要することだったりする。それらを厭わず文章化するブロガーを尊敬する。ちがう考え方を知ることはわたし的には面白い。そこには刺激があるように思う。

トラックバックで発展していく面白さ


私の書いた記事「ブログを書いて得られるもの」は、「ブログを書くことによる影響と書く時の心得」(愚者のニュース)というトラックバックをいただいたが、このトラックバック記事では「ブログをやるメリットデメリット」「ブログを書くときに大事だと思うもの。」について言及していてとても参考になった。
私がブログを書いて得られるもの5つ挙げただけなのに対し、トラックバック記事はそのアップ主独自の視点でさらにブログ論を発展させていることがうかがえる。


一人のブロガーが書けることは一人の視点による極めて狭い偏ったものになってしまいがちで、ひとつの記事で多くのことは語れなかったりする。しかしながら、トラックバックによる他者の言及は、元記事の内容を広げ発展させる場合が多く、つまりは新たな見解を得られるように思う。要するに、書く人がちがえば書くものもちがうわけで、トラックバック記事にはその書き手独自の視点による見解が加わっていて面白いなぁと思う。


トラックバックというブログならではの機能は「ブログ界」の活性化につながると思うし、ブログ間の交流として有効だと思う。トラックバックでブログがどんどんつながればよいなと思う。


(追記)
当たり前のことだが、文章として表現し公開してこそ他者は読むことができるわけで、賛同するにせよ非賛同するにせよ、書いて公開しないことには、どんな素晴らしい考えも誰にも知られないままということになる。これは本当にもったいないように思う。