ネットは遊園地。ネットと本についてちょっと考えてみた。

久しぶりに風邪をひきました。ノド系の風邪で声が枯れてしまい、声が思うように出ない。でもですね、普段喋りまくるタイプではないので、黙っているなら黙っていてもさほどつらいということはないです。むしろ声があんまりな声なので、喋らないほうがいいよ、と気を遣ってもらったり。たぶんですね、普段喋べれないとストレスになるタイプの人もいると思うのですよね。そうですね、芸能人で言うと、さんまさんとかタモリさんとか、喋れないとストレスたまりそうですね。あとは、黒柳徹子さんとか。


のんびりと読書してました。あんまり集中力はなかったのですけれど、まったりたまっていた本を読んで、今読書についてあれこれ考えているところです。


ネットはネットで楽しいけれど、読書、紙媒体の文字を追うのも楽しいなぁと。
本を読むということは自分との対話、会話でもあるのですよね。本を読むことで入ってくる情報やその他諸々が自分の中のなにかとリンクして、意識にのぼる。忘れていた感覚を思い出すこともありますし、新たにインスパイアされることもある。わくわくっていうのかな。本から受ける刺激というのは確かにあります。ネットと本の比較論みたいなことも書きたいなと思ったりもするのですが、そうですね、ネットはネット、本は本でそれぞれによさがあるということでいいんじゃないかな、と思うのです。いきなり紙媒体の本がなくなるとも思えませんし、インターネットユーザが増えつつあるとはいえ、完全制覇には程遠いですし、30代でもネットに触れるのは月に1、2度という知人もいたりします。そうですね、まだまだネットは発展途上のように思います。ブログというツール自体もはじまったばかりですよね。本の歴史に比べれば、ブログの歴史ってまだまだはじまったばかりです。


はじまったばかりと書くとちょっと大げさかもしれませんが、本の歴史に比べれば、やっぱりインターネットってはじまったばかりだと思うんです。だからいろいろあって面白いのかもしれません。まだまだこれからですよね。ネットにはいろんな可能性があっていろんなものが次から次に出てくるから面白い。しかも、その出てくるものが決して敷居が高いものじゃなくて、興味があったら実際に自分も触れることができるっていうのがネットの面白いところ、目が離せないところなんだと思います。興味と関心さえあったら気軽に試せますよね。


とはいえ、次から次に新しいものが出てきますからね。どんぐりの背比べ的だったり、栄枯盛衰、生き残っていくサービス、本当に喜んでもらえる楽しんでもらえるというものは、ほんの一部だったりするんじゃないかな。ユーザは飽きっぽかったしますし、注文、文句も多かったりするし、作る側もたいへんだろうなと思ったり。


本は一冊で基本完成形ですけれど、ネットの場合、ひとつのリリースで完成というわけじゃないのがほとんどですよね。改良されて改善されて(時に改悪の場合もありますが)、進化していける、変わっていけるというのはよいですね。それも割りに短いスタンスで可能というのはよいように思います。本の場合、そうなかなか簡単にバージョンアップしたものを一冊の本としてまとめて出すというようにはいかないですよね。


本は本でその良さを大事にしていきたいし、紙の媒体というのはわたし個人的には好きです。いつもいつもネットにだけ集中するのではなく――なんていうのかな、元々本は好きなので、ネットに触れる以前から本は好きなので、その本を読む時間も大切にしたいと思うのですよね。本を読みながら、ふと安心感に包まれていることあります。安心感。本なので、めまぐるしさはありません。一冊の本にはひとつの世界。著者が織り上げた世界が広がってます。その世界にどっぷりひたるっていうのかな、著者の考えに触れさせてもらうっていうのかな、一対一の、向かい合う温かな温度がそこにはあるのですよね。ネットはホットでクール、先に先に進んでいくジェットコースターみたいなところがあって、それはそれで楽しいのですけれど、そうですね、従来のんびり屋のわたしがついていくには、たまに休憩が必要みたいです。まぁ個人それぞれのペースありますしね。


まぁネットは、ジェットコースタばかりじゃなくて、のんびりとメリーゴーランド的なところもありますしね。びっくりハウスみたいなところも。ああ、観覧車はロム専っぽいですね。
ネットは遊園地みたいです。たくさんの人が遊び、利用する遊園地。役に立つサービスもある遊園地。情報が集まる遊園地。
本は、そうですね、一人まったりとその本の世界で遊ぶ、学ぶという感じでしょうか。