どんなサービスやツールもわかりにくかったら使わない?―Twitterの敷居は案外高い?

ええ、どんなサービスもツールもわかりにくかったり、敷居が高いなって思ってしまったら使わないと思うのですよね。流行っているみたいだけど、なんかよくわかんないし、まぁ別にいっか、みたいな。Twitterもそういうところあるかもしれません。


最近、Twitterが日本でブレイクするかどうかというような記事を見かけましたが、そうですね、たぶん、それほどブレイクはしないんじゃないかなと思います。
どういった層にブレイクするかという点も考慮すべきですが、そうですね、今、Twitterをしていなくてこれからはじめそうな層がどれくらいいるかなんですよね。アーリーアダプタがどうとかそういう話は今回は書きませんが、だいたいネットが好きで、新しいもの好き、また仕事がIT関連だったりWeb関係だったりブロガーだったりサイト持ちだったりすると、Twitterはすでにはじめている人多いと思います。つまり、これからはじめそうな層は、それ以外なんですよね。

  • 自分のブログは持っていない。
  • サイト持ちでもない。
  • ロム専で、知人や友人とのメールのやりとりは週に1回くらい。
  • mixiに日記は書いている。

というくらいの人は案外多いんじゃないかなと思います。私のリアル友人たち(30代)はそんな感じです。
私のリアル友人たちはそこまでネットにはまっていないので、はてなも知らないですし、もちろんTwitterも知りません。
Twitterのことを少し話したのですが、よくわからないと言われました。


わたしの説明が下手なせいもあるかもしれませんが、まずミニブログという概念がわからないみたいで、140字以内ででPOSTといってもピンとこないみたいです。
そしてチャットにも似ていると言っても、そのチャットというシステムに抵抗があるみたいです。つまり見ず知らずの人とオンラインで会話をして、それで楽しいのか、会話が成立するのか、見ず知らずの男か女かもわからない人とコミュニュケーションしてこわくないのかと。mixiの仲間内系に慣れている友人たちはそう思うみたいです。


そうですね、Twitterで弄られたり、ネタにされたり、影であれこれ言われたり(ほのめかし)ということはあります。痛烈な批判をする人もいますし、毒舌な人もいます。そうですね、たとえあれこれ言われたとしてもスルーできるかどうか、気にしないでいられるかというのはTwitterを続けていくうえで、必要なことかもしれません。
まぁ、disる人はdisりますし、しつこく絡んでくる人もいます。そこはリムーブ、ブロックというシステムを利用すればいいわけで、リムーブもブロックも使う本人の自由だと思います。


まぁそういう人ばかりでもないのですけれどね。いろんな人がいる。世の中いろんな人がいるようにTwitterのユーザにもいろんな人がいます。


そして、Twitterに限らず、他のサービス、ツールもそうなのですが、ITリテラシーがはじめる時点である程度ないと、戸惑うと思います。スムースにTwitterをするには、やはりクライアントはあった方がいいと思いますし、しかしながら、クライアントって何?という人もいるのです。ダウンロードすらしたことがないという人はいるのですよね。ダウンロードして高額のお金を請求されたら困る、とか携帯のパケット代のように利用料金がかかったら困るとか。



Twitterは独特なところがあります。Twitter独自の言葉もありますし、Twitterを自分なりに楽しもうと言っているわたしですが、実際はじめたとして、
・どれくらいやる気があるか、
・わからないことは調べるくらいの意欲があるか
Twitterに慣れるまではいくつかハードルがあると思います。


なんとなく始めて慣れてきたという人は、普段からPCやネットを使っていてある程度スキル、ITリテラシーがある人だと思います。普段たまにメールをして、ブログはロム専で、mixiは一応やっていて、親しい友達とやりとりしているくらいの人は、うーん、なかなかTwitterの敷居は高いんじゃないかと思うのです。


Twitterの場合、フォローする、フォローされるというシステムは特殊ですし、そもそも何を呟けばいいかわからないという人もいると思います。
呟いたところで反応があれば、うれしかったりしますが、反応がまったくないとしたら? mixiとちがって誰も知り合いのいない世界で、淡々とつぶやいて、それで何になるんだろう?と。知り合いがいないからこそ、自由に気楽につぶやけるというのはあります。それはその人のスタンスによるものなのでかまわないと思います。ただ、mixi等の仲間内系のものに慣れた人が、いきなり知り合いのいない世界に入っていくには、ちょっと敷居が高いのではにかと、そう思うのです。


タイムラインとやらではなにやら盛り上がっているけれど、よくわからない話題だったら、やっぱりつまらないです。なんか楽しそう。でも自分は関係ないやということで疎外感を感じたり、情報をゲットするとしても、どうやってゲットするか、別にタイムラインのPOSTに頼らなくても、Yahoo!等で十分という人もいると思うのです。


ユーザからしてみれば、楽しくなるまでの時間は短ければ短いほどいい。そう思います。そんなに気の長い人ばかりでもないですし、ダウンロードしたり、あれこれ環境を整えないとできないようなツールとかゲームとかめんどくさかったりします。そこまで手間ひまかけてやる価値、やる意味が本人にとってあるのなら別ですけれど。気軽に手軽に楽しいを実感できるかどうか、そうじゃなかったら、つまんねってことで投げ出すと思うのですね。アカウントをとったまま、それほどPOSTすることなくずっと放置されてるTwitterID等も多いですよね。


Twitterについて、誰もが親切にあれこれ教えてくれるわけでもないですし、なんていうのかな、「蚊帳の外」感を感じたとき、ユーザは離れていくと思います。


まぁ、これからTwitterの新規ユーザは増えていくと思うのですけれど、そのユーザが定着しどれくらい続けていくか、それはわからないです。
Twitterは時間をとられるものでもあったりします。
時間がないとなかなかできないものだったりもします。


そうですね、わかりやすさって重要です。
すぐにわかる、慣れることができる。
どんなサービスやツールもわかりにくかったら使わないと思うのですよね。


つまり、サービスやツールを開発する側、提供する側としては、新規ユーザ(初心者)の視点を考えて、まずはわかりやすさという点を考慮して開発提供する必要があるんじゃないかな、と。