毎日書くために心にとめておきたいたった二つのこと。

1.いつでもどこでも書くということ。
2.書くことをあきらめないということ。

ポメラを買って以来、外出するときは必ず持っていくようにしています。あき時間があったら、すぐにポメラを起動する。およそ2秒で起動するというのもよいです。またポメラは電子メモ帳なのでPCと違って、ネットにつながらないのもよいです。調べ物等できませんが、ネットにつながったら、調べ物をしたついでにあちこちのブログやサイトを見てしまうと思うのです。また私のことですから、すぐにTwitterでつぶやいてしまうと思います。


書くための環境というのは大事です。
集中できる環境を自分で作る。自分で選ぶ。
気が散るものは排除する。それくらいの意気ごみがあっていいと思います。


再読のススメ』もまるまるポメラで、外出中のあき時間に書きました。ポメラがないとダメかというとそういうわけじゃなくて、ポメラを買う以前は、メモ帳におもいついたことはどんどん書いていました。ブログはメモから文章を起こすというパターン多いです。


細切れ時間でもブログを書く方法』この記事でも書いていますが、

「ちょっと一時停止ボタンを押しているだけ。またスタートボタンを押したら続きが書ける」と、そう自分に言い聞かせるのですね。自己暗示と言われるやつですね。

わたしは、とにかくエディタは開きっぱなしです。書きかけのものは、一旦保存はしても閉じないです。

作家やライターなど書くことを仕事にしたいと思ったら、とにかく書くことだと思います。
ある作家さんも

小説家になりたいなら、とにかく書くこと
当座三千枚を目標にしてとにかく書いて下さい。できればすべてフィクションであることが望ましいですが、日記でも論文でも構わないのではないかと思います。
 僕だけでなく、デビュー前に持っておくべき執筆経験としてこの数字を挙げている作家の方が複数いらっしゃいます。自身の経験に鑑みて、おおよそ千五百枚くらいで刻まれる辺りに、壁というか、何か一つ文章に関してのコツをつかめたような。一種の発見めいた体験があった気がします。
―『ライティングデスクの向こう側―文章から小説にいたる技術』より


ここでいう千五百枚というのは四百字詰め原稿用紙換算だと思うのですが、なかなか千五百枚というのは書けないように思います。毎日コンスタントに十枚書けるとすれば、それはすごいことだと思います。実際書かれている方はおわかりになるのではないでしょうか。四百字詰め原稿用紙十枚を毎日書くというのはたいへんだと。


作家として世に出るということは、喩えるならゴールのないマラソンを走り始めるようなものだと思います。であればスタートを切る前に足腰は十分鍛えておいた方がいい。文章力というのはもっとも基本となる部分で、書き慣れることによって必ず向上します。
―『ライティングデスクの向こう側―文章から小説にいたる技術』より

ゴールのないマラソン。確かにそうかもしれません。一作はなんとか書き上げて、それが賞をとってプロデビューしたけれど、その後の作品がぱっとしない。三作品くらい書いて消えてしまった作家さんというのは多いように思います。最近見かけないなぁと……。



どんどん書く。書くことに慣れる。書くことに慣れることで、敷居が低くなり、書くことに抵抗がなくなる。どんどん書けるようになる。そうなるとよいなと思います。



あきらめたらそこで終わりだと思います。
あきらめずに書く。
書いて書き上げる。
小説の場合、案外書き上げられないという人多いと思います。書き上げられないのでいろんな賞にも応募できない。「書き上げる力」というのは、やはり場数を踏んで身についていくもののように思います。書き上げたときの爽快感はなんとも言えないのですが、そのFinish感、爽快感を味わうことがないまま中途半端で放置されているものは、作品とは呼べないのですよね。完成してちゃんと作品と呼べる。まずは短いものから完成させる。完成させることで自信がついてくるというのはあると思います。


まずはエディタをつけっぱなしにして、毎日書く。百字でも二百字でも千字でも。
ブロガーさんでも言えることですが、書き慣れている人は書くのがはやいです。
昼休みの間にひとつ記事を書いてエントリーしてしまうというブロガーさんもいらっしゃいます。
すごいな、と思います。


心構えというのかな、それは大事だと思います。

1.いつでもどこでも書くということ。
2.書くことをあきらめない。

自分に言い聞かせたいです。


ライティングデスクの向こう側―文章から小説にいたる技術

ライティングデスクの向こう側―文章から小説にいたる技術