うなずくということについて。

先日プレゼンではないのですが、人前で発表するということがありました。人前で発表するということはとても緊張します。そんな緊張する中でひたすらうなずいてくれる人がいました。
これがどれだけ心強かったか。


ほとんどの人は黙って聞いています。メモをとる人もいます。明らかに自分の発表の準備をしているなぁと思われる人もいます。
そんな中、発表している自分は左斜め前のうなずいている人が気になって仕方がなかったです。安心感というのでしょうか。ああ、聞いてもらっているのだなぁというのを感じながら発表することができました。


人はちがうと言われるより、わかると言われたいもの。
コミュニケーションでもそうだと思います。
否定は否定の意見として存在していいと思いますが、やはり人は肯定されたいものだと思います。


ブログを書いていてもそうですね。内容について否定する人がいてもおかしくないです。が、ちがうと言われるよりわかると言われたいもの。
ブログの場合、書く人対読む人は1対多数です。多数から否定されると少なからずショックを受けると思います。どう言われても揺らがないという人は少ないと思います。


ブログの場合、読み手の多くはサイレントマジョリティです。アクセス数はそこそこあってもコメント等目に見える反応は本当に少なかったりします。
「ああ、わかるわかる」と読まれているのか、「いやぁそれはちがうでしょ」と読まれているのかそれはわかりません。
書き手としては、無条件に同意とまではいかなくても、できれば「ああ、わかる、わかる」とうなずきながら読んでほしいものだと思います。


画面の向こうに書いたものにうなずいてくれる人がいるというのはブログを続けるモチベーションになると思います。が、なかなかそれが目に見えないので不安になったりするのだと思います。


うなずいてくれる人がいるというのはありがたいです。うなずいてもらえたらうれしいです。
それはブログでも人との会話でも言えることだと思います。うなずくということは話を聞いているよ、というサインでもあります。うなずきながら話を聞く人には好印象を抱くと思います。


いきなり相手にちがうと言うことは、思わぬ衝突を生み出しかねないとそう思います。まずはうなずいて、そう考えることもできるけれど、自分としてはこう思うと表明するやり方が穏便なやり方なのかもしれません。