最近の若者はがんばってる。

近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」 (光文社新書)』読了。
タイトルで読んでみたけれど、もうちょっと他にタイトルは考えられたのではないかと思う。若者研究をこの著者はされているそうだが、タイトルで若者はダメという定義をしてしまっている時点で、作者はそういうスタンスで若者を見ているのだなぁとそう受け取ってしまう。


若者は経験値も少ない。
これからだ。
未熟な部分危うい部分があるのは当然。
ダメなのかと言い切ってしまっている時点で眉間にしわを寄せてしまう。


若者とは言えない年代の大人でもダメな大人はいる。
私個人として感じているところは、最近はがんばっている若者が増えていると思う。


こういうたいへんな時代、就職もなかなか難しいそういう時代で、でも若い子たちはがんばっていると思う。若い子なりにがんばっている。むしろ先に生まれ、就職先に困ることがなかった大人のほうが、惰性で仕事をしていたりやる気がなかったり……。


ゆとり教育の問題もあるし、ゆとり教育を行ったのは大人で、子どもたちも好きでゆとり教育を受けたわけではない。今になって失敗だったと大人たちが慌てているようなそんな感じだ。


「若者はダメ」とそう言うことに非常に違和感を感じる。
むしろがんばってるそう思う。


少なくとも私の周りではがんばっている若い子がたくさんにいる。本に書かれているのはあくまで筆者の一視点からの若者像にすぎない。


このブログで書いておきたい。
若者をダメだとひとくくりにするのはおかしい。
がんばっている若者はたくさんいる、と。

近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」 (光文社新書)

近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」 (光文社新書)