「完璧な文章などといったものは存在しない。」

「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」
風の歌を聴け (講談社文庫)村上春樹

確かに「完璧な文章などといったものは存在しない。」ように思う。同様に、完璧な万人に受けるブログというのも存在しないと思う。すべての人に好かれるというのは到底無理なことで、好きになってくれる人もいれば嫌いになる人もいて、また好きとか嫌いとかそういうのはどうでもいいという人もいて、まぁそれぞれなんだと思う。


文章は普段から書いていないとだんだん書けなくなっていくように思う。書きたいと思うけれど、言葉が思うように出てこない。語彙力の問題もあるけれど、構成力の問題もやはりあるように思う。


どういう出だしで書きはじめて、どうやって最後を締めるか。


書きはじめたものの書きあがらない場合も多い。


「うまいこと書いて読んだ人をはっとさせよう!」なんてことを思って書くと案外空振りに終わる。
気負って書いたとしても、それがウケルとは限らないのがブログだったりする。


最近昔の村上春樹作品を読み返したりしている。村上春樹氏の作品は大学生の頃よく読んだ。
一度は読んだことがある作品だが、読み返してみると案外話を忘れていることに気がつく。

「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね」
風の歌を聴け (講談社文庫)村上春樹

あらためてこの文章を目にし、首肯している自分がいる。
もっと気楽に気ままに文章を綴っていい。
まずは書いて残しておこうと思う。


風の歌を聴け (講談社文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)