親と旅行

今年のGWは鹿児島の指宿を旅行したのだけれど、親といっしょに旅行するのもよいなと思った。

歩いて無人島へ
http://d.hatena.ne.jp/komoko-i/20110506/p1


子どもの頃なら親に連れられて旅行ということもあるけれど、大人になり独立するとどちらかが積極的に働きかけない限り、親子でいっしょに旅行に行くという機会はなかなかないのではないだろうか。


ある程度年を重ねていくと(重ねなくてもいいのだが)、温泉のよさがわかってくるというのはある。
温泉旅館や温泉のあるホテルに泊まり、美味しいものを食べ、温泉にゆっくり浸かり、そして朝いちばんに温泉に入りに行くというのは極楽だ。
こういった旅行なら親の世代でも喜んでいく。
旅館やホテルの手配はネットですればいいので楽だ。


親が元気なうちにいっしょに旅行に行っておくのがいいのかな、と思う。
個人差はあると思うが、年をとるとともにだんだん遠出が億劫になってくるというのはあるように思う。
親の世代を見ていると60歳くらいまではだいたい元気だけれど、60歳をすぎるとなにかしら不調になったりあちこちが痛んだりというのはあるように思う。
元気で病院もめったに行かなかった母に病気が見つかってかなり心配した時期もあった。幸い大事には至らなかったけれど、もう無理はできない年になってきているのだなぁと白髪や少し痩せた体を見るとそう思う。


もっとも老いていく速度にはやはり個人差があるように思う。
数年ぶりに会って変わらないなぁと思う人もいれば、変わったなぁと思う人もいる。
わたしの持論みたいなものだが、この世に存在するもので変わらないものなんてないのだから、変わることそれ自体こわがらなくていいのだと思う。


とはいえ、いつかは思うように体が動かなくなり、体力的にも日常生活を送るのでいっぱいいっぱいになる日も来るであろうことを考えると、少しでも若いうちに旅行に行っておいたほうがいいのかな、と自分の親を見るとそう思う。

親と旅行

「そんなの楽しくない」と言う人もいるかもしれない。
けれど、観光地を探索して、美味しいものを一緒に食べて、温泉に入って、親と昔話に花を咲かせるのもよいものだと思う。


最近親と話をすると、親の話は昔の話が多いなぁとそう感じる。
おそらく年をとっても昔のことは案外よく覚えていて、それを誰かに話したいのだと思う。

昔は○○はああで、こうで、こんなだった。

そんな話につきあうのもたまにはよいと思う。


また、繰り返し同じ話をするようになるのも、年をとったからかもしれない。
まぁ、それはそれでOK。
何度でも聞いてあげればいいと思う。


田舎はやはり空気もきれいだし、食べ物もおいしい。
海と緑と温泉を満喫した旅行だった。
温泉はやっぱりいい。肌もつるつるになるし、のんびりリフレッシュできる。
親に物をあげるのもいいけれど、いっしょに旅行に行くというのもよいと思った。


旅行は親が元気で動けるうちだからできることなのだと思う。

親孝行、したいときに親はなし。

という言葉があるけれど、親孝行もできるうちにしておきたいなと。


月並みなまとめになってしまったけれど、まぁそんな感じで。