金で幸福を買うことはできないが、うまく使えば役に立つ
とダニエル・ギルバート教授(ハーバード大学)。
お金を扱う際の正しい方法、3つの原則について
1.日々の暮らしの質を高めてくれるものに、少額ずつお金を使いなさい。なんであれ多額の出費は避けること。それによって得られる満足感がどんなに大きくても、享楽的適応のせいでけっして長続きはしない。
2.物的財産よりも経験に投資しなさい。衣服よりも公演のチケットを買い、高級腕時計よりも休暇に金を使いなさい。経験は、物的財産とは対照的に、享楽的適応にあまり影響を受けない。もうひとつの利点は、それを思い出すときに粉飾が可能だということだ。私たちのアイデンティティは、かなりの部分が経験によって造りあげられている。
3.より多くのものを買うためではなく、自分が働く時間を減らすためにお金を使いなさい。社交のための時間をつくりなさい。強固な友人のネットワークと幸福との相関性は極めて高い。
暮らしの質ってそれほどお金をかけなくても高めることはできると思うのです。部屋を片付けたり掃除したり、布団を干したり、シーツを洗ったり、窓も時々磨きますし、ベランダも気づいた時には掃除して、時に古くなったカーテンを新しいものに替える、それだけで気分的にちがってきます。他にも欠けた茶碗を捨て新しいものを使うようにする、食事時以外テーブルには何も置かないようにする、冷蔵庫の中は常に整理整頓、賞味期限切れのものがないようにする、そういったこまごまとしたことに気をつけるだけで生活の満足度というのは上がってくるのではないのかな、と。
花があるだけで心が安らぐというのはありますし、そんなに高い花でなくても十分だと思います。
先日買った花です。
この花はカフェで飲むコーヒー一杯よりも安かったりします。でもしばらく目を楽しませてくれます。
これからつぼみが咲いていくのが楽しみです。
経験に投資する。これは支持します。経験があとあと役に立つことあります。社交の時間、友人と話をする時間も大切だと思います。友人たちともできるだけ会うようにしています。今はメールという便利なツールがあるので、連絡もとりやすいですし。
まぁ、結局のところ、自分の感じ方次第なのかもしれないなぁと。
例えば、100万円の貯金があったとして、
おおー、100万円貯まったー!
と思うか
なんだ、100万円ぽっちか。
と思うか。
お金を正しく扱うって、実際のところどういうことなのでしょう?
お金の使い方が間違っていて、なかなか幸福感を感じられなかったり、いつも欠乏感を感じていたりというのはあるかもしれません。
日々お金なしには暮らせない。どうせ使うのならうまく使いたい。満足できる使い方が人それぞれあると思うのです。
そういうことについてこれから私自身考えてみたいと思い、ここに書いて残しておきます。
読んだ本です。

- 作者: ヤコブ・ブラーク,小田麻紀
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2010/10/29
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (2件) を見る

- 作者: ダニエルギルバート,Daniel Gilbert,熊谷淳子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/02
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 80回
- この商品を含むブログ (23件) を見る