- 作者: 山崎ナオコーラ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2004/11/20
- メディア: 単行本
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自分のブログについて思うのは、伝えたいメッセージにインパクトがなくて、平凡だなぁ、と。「まぁ、それはそれでいいんじゃないかな」という私の十八番の思考。「それじゃダメだよ」と言い切れない優柔不断な私の性格がこのブログにもあらわれてます。
ある方によると、今の私のブログは「現状維持」がイメージみたいです。
確かにそうだなぁと。すとんと、胸の真ん中にその言葉は落ち着きました。ええ、そういう風に見えるのは、まぁまちがってはいないなぁと。
今の仕事をしたいと思ったのは10年近く前になるでしょうか。がむしゃらに勉強していた頃とちがって、今は仕事も得て、少し落ち着いています。あきらめなければやりたい仕事はいつかできる。それは思いました。そう、あきらめなければ。
私自身、勉強欲や向上心、かなりあるほうだと思います。目標に向かっているときのほうがイキイキしています。
そして、いったん目標を達成できたら、しばらくのんびりしたいな、とそんな気分になるもので――まぁ、今、私は安定期なのかもしれません。
現状維持のイメージが今のこのブログにあるとして、それは安定期に入ってしまったからか、と考えると、それはちょっと違うな、と。
安定期と現状維持は違うな、と。
ぶっちゃけ現状維持って、何もしなくて現状って維持できるものではないのですよね。現状維持のためにやることあります。10年来の目標は達成しましたが、毎日、何もしていないわけではないです。勉強は続けていますし、経験ももっと積んでいきたい、そう思います。実際仕事をすることでわかってくることものすごくあります。プロとして学ぶべきことはまだまだ山ほどあって、武者震いします。
現状を維持するのって実際たいへんだと思います。収入や仕事の依頼など、簡単に現状を維持できるかといえば、そんなことはないです。なんでも右肩あがりになっていくというのは綿菓子並みに甘い幻想で、「仕事等続けること」それだけで精いっぱいという人も多いのではないかと。今の仕事や生活をキープすること、キープしていること、それをほめてもいいんじゃないかな、と。
ずっと現状維持でいい、と言ってるわけではないです。極端な話になりますが、「人の現状維持を笑う」のはどうかな、と。むしろ現状を維持しているのはほめていいんじゃないか、と。今年は震災があったばかりでたいへんなご時世ですし。
現状維持、それも大事なこと。
坂道を転げ落ちそうになる、それをグッとこらえて――頑張っている人は多いです。
また風が吹いてくる、流れが変わってくる、何が起こるかわからないのが人生。そう思ってます。大きくジャンプするそのときまで力をためておきたいなと。
ブログは続けていきます。komokoという人の変遷を書いていきたいです。長いスパンで見守っていただけたらうれしいな、と。