乙嫁語り4巻感想(ネタバレ有)

乙嫁語り 4巻 (ビームコミックス)読みました!

乙嫁語り 4巻 (ビームコミックス)

乙嫁語り 4巻 (ビームコミックス)

いきなりネタバレに入りますけれど、乙嫁語り4巻はふたごのライラとレイリ姉妹のドタバタ婚活劇がメインでした。
最終的にはふたごは幼なじみのサームとサーミ兄弟との結婚が決まるわけですが、思ったのは

幼なじみと結婚するっていいな。

と。
同じくらいの年頃で自分の小さい頃も性格も既に知っていて、家も近くて、それって楽だな、と。


幼なじみだと緊張しなくていいわけじゃないですか。相手のこともお互いよくわかっているわけで、今更猫をかぶったり良く見せようとがんばらなくてもいいわけで…。いろいろ知っている分、相手のことも(相手の好きそうなことも)いろいろしてあげられそうだな、と。


お互いよく知らなくて、お互いがお互いを少しずつ知りながら探りながら…というのもまぁ恋愛の醍醐味で楽しいのかもしれませんが、相手のことを知っていくうちに「あれ?この人って?」「いや、ちょっと…?」という部分が出てくるもの。


相手のことをあれこれ知って「それはそれでいい」と許容できればいいのですが、できない場合もあったりします。わたしの知人は恋人になった人と付き合いだして、ドライブにいくときにその恋人がシートベルトをせず、火が付いたままのタバコを車窓から投げ捨てるのを何度も見て、知人が注意してもやめなかったことから別れを決めたそうです。まぁ他にも別れを決めた理由はあったかもしれませんが。


知れば知るほど好きになることもあれば、知ってしまったがゆえに幻滅することもあったりします。幼なじみだと新鮮さがなかったりもしますが、お互いの家族や家庭環境もわかっていて、なにより自分がどういう性格か既にバレている時点で楽だな、と。小さい頃は××だったけど、成長して良くなっている場合もありますし、それはそれでお互いPRポイントになるのではないかと。


でもまぁ現代の日本ではどうなのでしょう?なかなか幼なじみというのはいなかったりするのかな、と。あるいは生まれ育った実家を離れて働いていたり……。わたしの場合、幼なじみと言える人の名前は何人か言えますが、親の転勤で引っ越ししたため今どうしているか全然わからないです。


素の自分を知っていて、それでもつきあってくれるというのはいいですよね。まぁ私を含め人間良いところもあれば悪いところダメダメなところもあるものなのでお互い様だよね、ちょっとずつ良くなっていけばいいんじゃない?と言ってくれる人が理想だったりします。はい。あくまでも理想ですが(笑)


乙嫁語り4巻で嫁ぐ娘(ライラとレイリ)を抱きしめながら母親は言います。

「あちらのお父様とお母様の言う事をよく聞いて可愛がられるようになさいね」
「お婿さんたちと仲良くわがままばかり言わないのよ」
「とにかく元気で!」
「病気しないでちょうだい!」
「それだけが心配だわ!」
乙嫁語り 4巻 (ビームコミックス)より

ふたごのライラとレイリ。この姉妹も結婚後、さまざまな経験を経て成長していくことと思います。


乙嫁語り』続きが楽しみです。

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