自分らしく自分のカラーで文章を書く。書き続ける。

とある人が書いた800字くらいの文章を読んで、涙が出そうになった。内容はここでは書けないけれど、修飾語の使い方といい、構成といい、巧すぎて、自分の文章の稚拙さを思い知らされ、それで涙が出そうになったと言ってもいい。
「ああ、この人は文章を書き慣れている人だ」と私は直感した。書いている人は語彙力もありそうで、本もかなり読んでいる人かもしれない。


その人は作家でもライターでもないけれど、文章を書く才能がかなりあるように思えた。読む人を引きこむ文章。最後まで読んでしまう魅力がそこにあった。


一文一文が丁寧で、手を抜いたところがない。慎重に言葉を選んで書かれた文章群に感動するとともに、果たして私はこんな文章が書けるだろうか、と考えてしまった。その人と同じような文章が書けるようになりたいわけじゃない。わたしは自分のオリジナルの文章が書きたい。読んだらわたしが書いたとわかるような、読んだ文章の書き手を見たら、ああやっぱりkomokoが書いたやつだったと納得するような。


巧い文章を書く人に太刀打ちできない。太刀打ちできないけれど、自分のカラーで文章を書くことはできるはず。そのカラーが好きで読んでくれる人もいるかもしれない。あるいは題材を問わず、「この人が書く文章なら読む」と言われるようなそんな書き手になりたいと。あくまでも自分らしく自分のカラーで。そして、書き続けること。わたしができることはそれくらいだ。0から1にする。それはすごいことなのだと自分を励ましながら、今日も明日も書き続けることにする。