自分の話し方について考えた

滅多に話す機会がない人と話すことがあった。正直言って何を話したいいのかわからなくで、でも全く話さないのも変というか避けてるみたいに思われそうで、何か話さなきゃ、とそんな雰囲気でなんとなく話はじめたときの話。


考えながら話すのでたどたどしくて時々途切れて、そんな話し方は人によってはものすごくイライラするだろうなとそんな風に別の自分が冷ややかに見ていて、でも、どうしてもそうめん流しのように流暢に言葉は出てこなくて、自分でも本当に本当にもどかしくて。


話をしたのは3分か4分くらいだったと思う。


たどたどしい時々途切れる私の話を、普段話すことがないその人は静かに穏やかに聞いてくれて、ああこの人の聞く姿勢は好きだなと。ちょうどいい感じであいづちさや言葉を返してくれて、話の流れを無理に曲げるようなことも言わず、なんというか聞いてもらえている感じがして嬉しかった。



明るくテンポよくて話す人は好まれるかもしれないけれど、そうできる人ばかりでもなくて、私は自分の話し方をむしろゆっくり落ち着いた話し方にしたいと思った。真摯に言葉を考えて選んで話をするようにしたいな、と。このブログもそうだけれど。


うまく話そうとすると焦ってしまう。
焦ると言葉は空回りして聞く人に違和感をもたせてしまう。
ゆっくりでもいい。言葉を選んで、真摯に穏やかに伝える。
無理やり言葉にして取り繕わない。
自分の話し方についてもうしばらく考えたい。