最近読んだ本。
日本で1日に起きていることを調べてみた: 数字が明かす現代日本
- 作者: 宇田川勝司
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2018/02/17
- メディア: 単行本
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また、この本によると、1日に、全国のコンビニで廃棄される食品は、約100万食もあるらしい。
2014年の環境省の調査では、コンビニ1店舗1日あたりの売れ残り食品の廃棄量は約9Kg、全国約5万2000店を合計すると約470t、これはFAO(国連食糧農業機関)が定める途上国への食糧支援の基準では、ほぼ100万人の食糧に相当する。
途上国への食糧支援の基準で約100万人分の食糧が毎日廃棄されている。この量は驚きだった。
ただ、廃棄された食品(事業系廃棄物)は78.1%はリサイクルされて、21.9%が焼却・埋め立てられるとのこと。リサイクルの内訳の70%は飼料化、18.5%は肥料化らしい。
家庭から廃棄される食品も相当な量で、食べ切れなくて捨ててしまうケースは本当に多いと思う。
食べきれる量を買う。冷蔵庫で腐らせたり、買ったもののその存在を忘れてしまって、思い出したときには賞味期限、消費期限が過ぎていて捨ててしまうようなことがないようにしたい。賞味期限のほうは、多少過ぎていても大丈夫らしいと、どこかで聞いて、まぁ一応確かめてから食べるようにしている。
そして驚いたのは、この本の中にあった
1日に、日本のどこかで孤独死する人 約88人
日本のどこかで1日に約88人の人が孤独死しているらしいことに驚く(年間では推計3万2000件)。まぁ、一人暮らしの高齢者の場合、なかなか遺体が発見されないというのは、仕方がないことなのかもしれない。死因は病死が多いらしいのだけれど、発生件数が多い地域は、東京と東京以外の関東(首都圏)で約60%で、生前の周囲の人たちとのコンタクトが希薄であったことが、発見の遅れにつながっていると推察されるとのこと。
ちなみに、この本によると、1日あたり亡くなる人は、3541人らしい。(生まれる赤ちゃんは1日あたり2680人)
1日あたりの数字を目の当たりにすると、妙にリアリティというか、現実的に感じられて、いろいろと考えてしまう。
1日に、全国で倒産する企業は 22.9社 だとか、
1日に、日本で出版される本(新刊)は205点だとか、
日本の女子高生が1日にスマホを使う時間は 6時間6分 だとか、
トヨタ自動車の1日の売上高が776億円、イオンが223億円、アマゾンが30億円だとか、
そういう数字も載っていて、なかなか面白い。
日本で1日に起きていることを調べてみた: 数字が明かす現代日本
- 作者: 宇田川勝司
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2018/02/17
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