外に出るのが怖い

最近の状況から言って仕方ないことなのだけれど、外に出るのが怖い。人に会うのも怖い。


「マスクして距離をとっておけば大丈夫」とは言えなくて、(これも私が勝手にすりこまれていることなのかもしれないけれど)結果、外に出るのは必要最小限になる。


必要最小限になると、どういうことになるかというと、日々が同じことの繰り返しになる。それは安定しているという意味ではよいのだけれど、一方で、閉塞感を生む。閉塞感は心身ともに良い影響を及ぼすはずもなく、ぶっちゃけ息が詰まりそうである。そうは言っても、外に出るのが怖いという心理的な壁は無言で鎮座し続けていることは変わらない。


この心理的な壁をなんとか壊そうとか、そういうことはするつもりはない。怖いものは怖いのだ。
壁の一部、狭い戸から時折(必要に迫られて)抜け出して、いつものルートをたどって、また戻る、その繰り返しができているだけでも自分で自分を褒めてあげたい。


この状況下、できることをやるしかない。とはいえ、できることは限られていて、むしろ、どんどん制限されていく。
制限があるなかで、自分ができること、やりたいことは何か。およそ1日あれこれ逡巡したところで、たどり着いたのは「書いて残すこと」だった。


仕事以外で10年以上続けていることが何かあるかと聞かれれば、習い事も10年とかそんなに続いたことがないし、趣味にしても10年以上続けていると言えるものはない。唯一、このブログは10年以上続いていることに気づいて、また書いてみようかと。(あまり年数を気にするタイプではないのだけれど)


書くことで、頭の中に冷静さを取り戻せるというのはある。外に出るのが怖い今でも書くことはできる。閉塞感の中で書くものが一体どんなものなのか、それは自分でも想像ができない。でも、閉塞感や孤独感の中で書き残すものも、案外面白いのではないかと思う。とりあえず、書いて残すことが大事かと。