原書を読むには…

昨日の記事で書いたけれど、
komoko.hatenablog.com
アガサ・クリスティーのミステリー小説を翻訳を読まずに原書だけで読むのに挑戦していたのだけれど、途中で止めてしまった。


原書を読むには、語彙力(単語力)が必要だ。私は語彙を知らな過ぎて、英単語のひとつやふたつ分からないくらいだったら、まぁいいのだけれど、ひとつやふたつ分からないどころではなかったし、長文、それも相当な英語の長文を読み続けるには気力、集中力が必要で、途中まで読んで疲れてしまった。なかなかストーリーが入ってこなくて、全然楽しめない。英語特有の言い回しとニュアンスの蔓(つる)が複雑に足元に絡まって、動けなくなってしまった。


自分の母語以外の文章を大量に読んで意味がわかること、イメージできること、これは実はすごいことなのではないだろうか。


自分の場合、ミステリーは「とにかく謎を解きたい」ということに重きを置くので、それなら無理に原書で読まなくても、翻訳されたものがあるのだから、それでいいのでは…という結論に至った。原書で読むには、自分の英語のレベルが低すぎた、ということだ。


一方で、アガサ・クリスティーのポワロのシリーズは原作(翻訳されたもの)とドラマ版のちがいを探すのが目下の楽しみになっている。ドラマ版の場合、時間的な制約があるので、どうしても設定を変えたり、省略したりしなければならないところが出てくる。それは仕方がないことだ。そもそも長編小説をドラマ版だったら1時間半にまとめなければならないのだから、破綻なくまとめられるのがすごいと思う。(よくぞ1時間半にまとめたなぁ的な)


というわけで、今日の読書メモ。

これは面白かった。『鳩の中の猫』の次くらいに。