怒っている人の状態について

声を荒げて、攻撃的な口調のAさん。普段は言葉数も少なく、動きはいつも省エネモードだ。その彼女がなんとも珍しい。やっぱりいろいろ不満があるんだなあ。


怒っている人は、精神的に余裕がない状態なのだと思う。いろいろと我慢して限界を超えてしまったときに、怒りのツボをグリッとツボ押し棒で押されて、ドカーン!一気に攻撃モードに。


怒らずに穏やかに解決できればそれが一番良いのだけれど、そうも言ってられない場合もある。理不尽なことを言われたり、相手が横暴だったり。


怒っているAさんを見て思った。あー、苦しいんだね。いっぱいいっぱいなんだね。


怒ったら、少しはスッキリしただろうか。


怒らずにはいられないときもあるものだ。
怒りを内側に溜め込みすぎて、それで心や体を病んでしまうこともあるだろうし、適度に表に出して怒りを放出するのは良いことだと思う。あくまでも適度に。そこのところは気をつけたい。


でも、まあ、できれば怒らずにいたい。

怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)

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