砂丘で小山を作る日々に終止符を。

自分として納得できていないことが次々と出てきて、まあそこは曖昧になんとかやり過ごすのだけれど、それでもふと立ち止まって、これでいいのかなあ?と思ってしまう。
仕事をしていても日々のことについても、広大な砂丘で小さな小山を幾つも幾つも作っているようで、一言で言えば達成感がない。また明日も同じような砂の小山を作って、そして疲れて寝る前に思う。これでいいのかなあ?と。
誰かに「これでいいんだよ」と言って欲しいのかもしれない。でも言われたところで小山を作る砂丘の毎日は終わらない。まだまだ続く。
ついにというかとうとう胃腸の調子を崩してしまい、食欲がなく腹痛を繰り返すようになり、体が小さな悲鳴をあげている。このままだと小山すら満足に作れなくなりそうで、夏には倒れてしまうかもしれない。母に相談したところ青汁をすすめられたので早速飲んでいる。食べられなくても栄養や水分は取らなくては。それから考えすぎないように言われた。考えすぎてそれで気分を自分で重くする傾向が私にあるのを母は知っている。
考えすぎない。気分を変えてよく寝ること。
寝ることについては問題ない。毎日眠くて、隙あらば寝てしまう。現実逃避するかのように寝ている。寝ている間に砂に埋もれてしまいそうで、それはこわいなと思う。これまで作った小山は時間が経つにつれ風に吹かれて山の形をなくしてしまうのだろう。なんとも虚しいことだ。ああ、そうか、山を作るだけでなく、種を蒔かなければいけないのだな、と今書きながら思った。いつか芽が出て茎が伸びて葉を広げるその種を蒔き育てることがこの閉塞を打ち破ってくれるのではないだろうか。小山を作るだけの日々に終止符を。種を蒔こう。変化するものを注視しよう。