おいしいものができるとうれしい。お皿が空っぽになるとうれしい。―食べ物を食べることで体は支えられ命は繋がっていく

今日は材料がこれとこれがあるから、あとはこれを買ってきて、それでこれを作ろう。そんな感じです。一度の買い物の量は少ないです。必要なものだけ。クックパッドにあるレシピを参考にすること多いです。


おいしいものができるとうれしいですよね。お皿が空っぽになるとうれしいです。


最近読んだ本から抜粋します。

実に17年間にも及ぶ長い闘病生活だったけれど、その代わりに大事なことがわかりました。私ね、途中から、注射や薬をやめたんですよ。これでは、いつまでたっても良くならないと感じたから。『病気なのに、どうして薬を飲まなかったんですか』と今もよく人から聞かれますけど、『いや、おいしくないからです』って。いや、ほんと、薬や注射が体に入ってきても、さほど感じないんですよ。だけど炊きたてのごはんや旬の食べ物をおいしくいただくと、細胞が躍動して、体のすみずみにまでエネルギーを行き渡らせてくれる、そんな感じがするでしょう? 病気のときにそれを実感したんです。だから食べることで治そう、健康になろうと思ったんですね。
佐藤初
ニッポン・ビューティ 本物の女たちの 美しい生き方より

佐藤初女さんは『森のイスキア』を主宰されていて、そうですね、佐藤初女さんというと、まずおむすびがまず思い浮かびます。

タンパク質が何%入っているとか、ビタミンがどうとか、そういうことではないんです。ご馳走というのでもなく。要は目の前にあるこの食材を、どのように生かして作るか、っていうこと。自然の食材にはどんなものにでも、かけがえのない命が宿っているんです。食べるというのは、その命をいただくこと。同じ野菜でも季節によって、香り、味わい、水分量、甘みなどが違うでしょ。その尊い食材の命を生かすように調理して、おいしくいただくことで、人も生かされるんだと思うの。
佐藤初
ニッポン・ビューティ 本物の女たちの 美しい生き方より

確かにそうだと思います。食べ物があって、食べ物を食べることで体は支えられて命が繋がっていくわけで、なんていうのかな、まぁよく言われることですけれど、食べることは大事。とりあえず口に入れて空腹じゃなくなればいいやみたいな食事だと結局のところ満足しないと思うのですよね。確かに空腹感はなくなるかもしれないし、そうですね、おなかがすいていたらなんでも美味しいと感じるものですが、ええ、できるだけ少し余裕を持って食事の時間とか食事の手間ひまをかけるようにしたいと思ってます。
あたたかいもの、食べたいと思うものを食べて、ああ美味しかったと満たされる必要性ってあると思うのですね。生きていくのに食べることは必要不可欠で、なんといいますか、やはり食べるなら美味しいものを味わって食べたいかな。せっかく野菜やお肉=『命が宿っていたもの』をいただくのですから、粗末にしたくないです。お米や小麦もそう。わたしが今手にするまで、農家の人をはじめ、いろんな人の手があったわけで、その労力っていうのかな、たいへんさを思うとホントちゃんと食べなくちゃって思います。
美味しく食べられるというのはしあわせです。そうですね、炊きたてご飯と味噌汁とか、ええ、それがわたし的にはいちばん落ち着くかな。具沢山の豚汁とか根野菜たくさんのポトフなんかが好きでよく作ります。それでじゅうぶんですね。


ちなみに今日の夜は手羽先にキャベツやニンジン、じゃがいも、玉ねぎを入れたポトフを作りましたが美味しかったです。ありあわせの野菜スープも美味しいです。