まずは短い文章で。

一文が長いと読んでいるうちに疲れてくるというのがあるらしいです。

例えば、

格差社会と言う言葉が徐々に広がり、誰もが日常生活で格差という言葉を口にするようになった現代において、日々を平々凡々に生きる我々の惰性的な習慣を全面的に点検し、我々が頭から思いこんでいる先入観、固定観念といったものに厳密な批判、あるいは制裁を加えようとすることは、やるだけの価値はあることだと言われれば、やはりやってみようと思うものだろうが、やってみたところで成果が目に見えて分かるのか、改善されるのかといったことについては甚だ疑問の余地があるのである。

上の長文(句読点を含め226字)は、私が適当に作った文章で深い意味はありません。個人差もあると思いますが、長いなぁ、読みにくい文章だなぁと思われたのではないでしょうか。


改行がまったくない文章というのも読みにくいものです。


さて、

格差社会と言われる現代、我々が惰性で習慣化していることを点検することは、価値があることかもしれない。
先入観、固定観念についても一度チェックすることは、やってみる価値があるかもしれない。
やってみたところで、目に見えて成果があるか、改善されるかどうかはわからない。

はじめに書いた長文を無理やり目に要約し短文3つしてみました。

  • あまりにも一文が長い文章
  • 修飾過多な文章
  • 複文

は読みにくいように思います。
かっこよく書きたいなぁという気持ちもわかります。言葉を修飾し、表現力のある文章を書きたいと。
また、複雑な文章をよみこなす快感というのはやはりあります。
複雑な文章を書く快感というものもあります。複雑な文章を否定するわけではありません。
言葉足らずでもいけませんが、確実に伝えたいとき、一文を短くしたほうがよいように思います。*1

*1:特にメールの一文は短いほうがよいと思います。