ブログのオープンエンド性

ある本を読んでいて、「ああ、ブログもオープンエンドなんじゃないだろうか」とふと思ったのですね。
オープンエンドを説明するなら、どこまで行っても終わりがないといった感じでしょうか。


ブログについて考えていたら、きりがないです。
内容的なことを言うなら、書いても書いても、また書きたくなる。
どこかで似たようなことを誰かが書いているかもしれないけれど、私は私で自分の言葉で書きたい。書くのは、それなりに理由があるから。自分の言葉で言いたいことがあるから。
ブログの魅力は自分の言葉で書けること。誰かが読んでくれるかもしれないということ。
それはものすごくうれしいことで、ありがたいこと。
どういう感想をもつかは読んだ人の自由。
ただ、私は今、こういうことを思ってる、考えてる、こういうことがあった的なことを書いてアップしたいだけ。特にブログ論だけを書いていきたいわけじゃなくて、ブログ論も書くけれど、それ以外にも興味のあることはたくさんある。
ミュージシャンも持ち歌というのは、バラエティな方がいい。私の大好きなKOTOKOさんもそうです。バラードあり、ポップでかわいいものあり、ノリノリのものもあり……。
そういったバラエティなラインナップを自由裁量で公開できるのも個人ブログのよいところだと思うのです。オープンエンドで書いていい。時間が許す限り書いていいわけです。


表現の場として、私はブログを選んでいるわけで、その敷居の低さがいいと思うのです。誰でもブログを書いていい。私の場合、書けば書くほどまた書きたくなる。書き残すことで、自分の足あと、考え方の変遷みたいなものもわかるし、その変遷が成長といえるものであればうれしい。


大人になっても学ぶことは多いです。物理や数学といった教科的な学びではないけれど、知ることは多い。知って感じたこと考えたことを表現する。ブログに書きたいように書く。ブログに書いて残しておけば、ひとまず自分の中で整理できたりします(文章化することで整理できるのだと思います)。書いたあとももやもやしたままの場合もあるけれど、それはそれでいいと思ってます。そういう場合もあります。白黒つけられない場合も。あるいは、時間が経てば、溜飲が下がる場合もあるでしょう。


知ることもオープンエンドで、成長もまたオープンエンドでありたい。知ること成長すること、これは人間について言えることで、ブログもまたオープンエンド性を持つものだと思うのですよね。これからブログができること、ブログの可能性というのはまだあると思うのです。可能性があるから面白い。なんでもありなのが、ブログ、ネット。カオスです。カオスゆえの面白さもまたある。ブログ、ネットというのはどこまで行っても終わりがないという世界なのかもしれません。(また『六次の隔たり』といった仮説もあったりもするわけですが、このことについては、実際自分で実感がないので、なんとも言えないですね)