問題が起きたとき、自分の考え方に執着してしまい、どうにか自分なりに解決しようとして、あれこれ策を講じてもうまくいなかいことのほうが多いように思う。
問題の本質的なものを理解しないと表面上の解決だけで終わってしまう。
表面上でも解決できればいいのかもしれない。
「とりあえず、今回はこれで」というような。
しかし、表面上の解決ではいずれいつかまた綻びが生じてくる。
根本的には解決されていないのだから当然かもしれない。
人はとかく自分を正当化しようとしがちなのではないだろうか。
自分のほうが正しいと。
双方が自分のほうが正しいと主張しあえば、問題はいつまでたっても解決しない。
相手には相手の価値観や立場、経験、マイルールがあって、それを頭から否定すれば、不快にならないわけがない。
相手の言うことを頭から否定すること=問題解決ではない。
「自分はこう思うのだから、それでいいでしょ。そういうことにしておいてよ」
そういう言に相手が納得するとは限らない。むしろ納得しかねると思う。
相手には相手の価値観、立場、経験、マイルールがある。
それを覆さずに、いかに折り合いをつけるか。
お互いの主張をお互い理解したところで、互いに譲歩すべき点がわかれば、問題解決は早いのかもしれない。
(追記)
仕事等で利害が絡むと簡単に譲歩するわけにはいかないという場合や相手が本音を言わず、いつまで経っても問題解決できないでいるという場合もあるように思う。