人は考え方を手に入れると成長する

「人は考え方を手に入れると成長する」それは私が一貫して思っていることです。
その考え方を手に入れる方法として読書があると思います。


本を読むとさまざまな考え方に出会います。本を読むことで気づかされることは少なくありません。
本を味わう。深く味わう。深く心にしみこんでくる言葉に出会えるのも読書の醍醐味だと思います。


悩んだり考えこんだりどうしていいかわからないことが起こったとき、私は本を読むことが多いです。
自分とはちがう考え方に触れ、目から鱗がとれたようなそんな気持ちになること、それを望んでいるのかもしれません。


ネット上でそういった考え方を手に入れることもできますが、時間をかけ深く考えられた文章は本のほうにまだまだ多いように思います。美術でも芸術でもなんでもそうですが、本格的なものに触れると思わず身震いしてしまうということあります。本についても渾身の力で書かれたものはやはりちがいます。著者がかけたエネルギーが伝わってきます。よくぞこれだけのものを書いたなぁと。


昔、どうしてうまくいかないんだろう、と悩んでいたことがあります。さまざまな本を読み、そして、気づきました。

  • うまくいくとはかぎらないもの。
  • 自分は期待しすぎているんじゃないか。
  • 試行錯誤の経験を今はしておくときなんじゃないか。
  • 失敗することもよい経験。
  • 挫折を知ることで強くなれる。


これは一例ですが、ちがう考え方、見方を得ることで、現状を打破できたり、前向きになれたりというのはあるように思います。


「本に書いてあることすべてに迎合しなくてもよい」そう思います。読んで違和感を感じたのなら、どうして違和感を感じたのか、自分だったらどう思うのか、そこのところをはっきりさせればいいと思うのです。自分の考えをはっきりさせることで自分の軸、自分のスタンスがしっかりしたものになっていくというのはあります。ブレない人は自分の軸があります。自分の考え方、スタンスをしっかりと持っているように思います。


考え方を手に入れると人はぐんと成長する。そう思います。
ああ、こういう風に考えればよかったのか、と気づくような読書を続けていきたいです。