こだわりを捨てる難しさ

難しい。
本当に難しい。
これまでこだわってきたものを
いきなりこだわるな、こだわりを捨てろと言われても
いきなりは難しい。無理。


そんな答えが返ってきた。


あー、確かに難しいよなぁと。


いきなり自分の考え方、思考パターンは変えられない。
染みついているから。

もっとポジティブに!
もっと前向きに!

そう言われても

どうポジティブにすればいいのか
どう前向きになったらいいのか

それがわからない。


だから誰かに相談したり
本を読んだり
いろいろやってみるわけだけれど・・・。


こだわりを捨てたら
どう楽になるのか
それもわからない。

「悩んで動けない状態がデフォルト」になっている人へ・・・(かみんぐあうとっ
http://d.hatena.ne.jp/komoko-i/20130331/p1

この記事を読んで、こう思ったとしても当然かもしれない。
「だって今までずっと好きだったんですよ?それをいきなりまとわりつくな、こだわるなとかできない」


その気持ちもよくわかる。


「今までがんばってきたのに、それをやめてしまったら、これまでの自分はどこに行っちゃうんですか?」


「あきらめる(こだわるのをやめる)って、これまでの自分を自分で否定することになるんじゃ?」


それもわかる。


これまでの自分がいて、今の自分がいる。
これまでの自分を否定してしまったら、今の自分も否定することになる。
今の自分がどうしようもなくダメな人間に思えてくる。
それはわたしも経験がある。
自分のダメダメさにうんざりすることが。


あきらめたら、楽になるかもしれないけれど、ポッカリ穴があいたような、そんな感じがして、どうしていいかわからなくなる。
ポッカリと空いた穴に途方にくれてしまう。
途方にくれて、なにもする気が起きなくなってしまったり。


どうしてうまくいかなくなったのだろう?
あのとき、ああしていれば、こうしていれば、とグルグルグルグル。


誰かに言われて、それでどうにかできるならとっくにやってる。
どうしてもできないものはできない。
引きずったまま動けない自分も、それも自分。
無理矢理引き剥がすようなことはしたくない。
悩みながらなんとか生きていく。
それもいいと思う。
悩みがないのが、えらいことでもすごいことでもない。単に悩むのを放棄しているだけの場合もあるわけだし。


悩むのを放棄というのも「なんだかなぁ」という気がする。忙しくやることをやたらと増やして悩む暇がないようにしている場合もあるし、ああ、それってわたしのことかもしれない。でも、とりあえず前に進んでいる感じはある。まぁ「感じがある」だけで実際に進んでいるかどうかはわからないけれど。


こだわりを捨てるのはホント難しい。
こだわりを捨てない=いい加減に妥協することを良しとしない。
そうも言えるかな、と。