1.集める行為と書く行為
2.ブロガーや書く人がほしいのは表現する場。
3.ブログを読みにくる経由は3系統
4.このブログの更新ペースのこと
5.プログラマーとブロガーはちがう。
6.読者のペースは気にしない。
7.ブロガーは孤独。それでも書く。
8.ブログ、ニュースサイトの更新ペースについて
9.今書けるものを提供するのがブロガー
1.集める行為と書く行為
ニュースサイターが巡回するのが楽しいように
ブロガーは書くのが楽しいんですよね。
- ニュースサイトの巡回して見つけた記事を紹介する行為
- ブログの自分で考えたことを紹介する行為
このふたつはかなりちがいます。
ニュースサイトはいかに面白い記事、クリックしたくなる記事をもってこれるか。
ある意味、タイトル頼みみたいなところはありますよね。
コメントをつけることでクリックさせるという手法もあるのですけれど。
ブログはタイトルも大事ですけど、内容をかなり問われます。いかに面白い記事、読みたくなる記事を書けるか。
集めてくるのと書くのとではそもそも行為自体がちがうのですよね。
ニュースサイトなんて、他人の記事をもってきているだけじゃないか、適当にほってんとりあたりの記事を引っ張ってくればそれでいいじゃないか、と言う人もいます。
ブロガーは自分がコンテンツだったりします。
自分から出てくるものを出さないといけない。
自分が書くものがすべて。
なかなかたいへんだとそう思う人もいると思います。
が、たいへんじゃないんです。
むしろ楽しい。
私にとって書くことは楽しい。苦にならないです。
これは子どもの頃からで、作文、小論文は得意でした。
大学のレポートや記述式のテストでも書くことが苦にならないので、書けなくて困ったとかそういうのはなかったです。
大学の卒業論文も書くのが楽しくて、もっともっと書きたかったくらいでした。
最近、ある本の書評を頼まれましたが、その本さえ読んでしまえば、書くことは楽。とにかく自分がその本を読んで思ったこと考えたことを書けばいいだけですから。
2.ブロガーや書く人がほしいのは表現する場。
こういう書くのが好きな人間というのは、やはりそういう書ける場がほしいものなんですよね。
ブログという場で自由に書く。表現する。
個人のブログなので好きなように書いていいわけです。
そういう場が今の時代に用意されていて、それを使わないわけはないです。私がブログの前身ホームページを立ち上げたのは1996年です。当時好きな漫画のことを中心に書いていました。BBSを設置して同じファンの子たちともりあがったり、ホームページでは漫画の感想を書いたり、それ以外では漫画家さんとチャットしたりしていました。毎日更新は当たり前で当時もかなりの更新量でした。
書くことの楽しさというのは、もう誰からも邪魔されたくないくらい楽しいものだったりします。
3.ブログを読みにくる経由は3系統
ブログを読みに来た人というのは、だいたい3系統に分かれると思うのですね。
1.はてなアンテナやRSS等に登録していて、更新されたら読みにいくというRSSアンテナ系。
2.検索キーワードでひっかかって読みにいったというキーワード検索系
3.ニュースサイト、はてなブックマーク等で紹介されていたので読みにいったというニュースサイト、はてブ経由系
ブロガーとしてうれしいのは、1だったりします。
更新されたら読みにきてくれるという読者。リピーターの読者。うれしいです。
2.3の場合、たいていは一見さんです。
更新回数が増えることで、アクセス数も増えるというのはあります。
でもですね、アクセス数って確かに更新したときに増えるのは、その1の読者が読みにきて増えているだけで、そんなには増えません。
アクセスがぐんと増えるのは、圧倒的に3経由です。
良い記事、注目される記事を書けばやはり3経由のアクセスが増えますが、
私個人としては、3経由のアクセスとは関係なく自分の記事を書いていきたいとそう思ってます。
4.このブログの更新ペースのこと
書きたい記事を書く。
それだけです。
ただ、その書くペースが多少速いのかもしれません。
とにかく書くのが楽しい。
それだけだったりします。
書きたいことが次々出てくるんです。
これはですね、もう本人の問題というか、書きたいから書いて、更新できるときに更新しておきたいというのが根底にあるのですよね。
私も旅行や帰省、多忙等で更新できないときがあります。
そういうときは平気で一週間とか二週間とか更新がとまるときがあります。
思考したものってとっておけないんですよね。氷みたいにとけてなくなってしまう。
どんなにきれいな美しい氷像も、すばらしい氷の造形物も時間が経ってとけて水になってしまったら、もうどんなものだったかわからないのですよね。写真等にとっておかない限り。
そのときの思考をとにかく可視化しておく、残しておくのにブログというツールを使う、そんな感じです。
書いてないのはないのと同じ。
どんな思考も考えるだけでは思うだけでは誰もわからない。
書いてこそ、表に出してこそわかるもの。
そう思います。
作家もそうですけれど、文章を書く人ってものすごい量の文章を書いているのですよね。作品の写経をしてみるといいかもしれません。ものすごい文字量なんです。読むのは簡単で時間もかからないものですが、いざ書くとなると結構たいへんなんです。何万字という文章を書き上げるには、それなりに鍛錬が必要。書き上げる力があってこそ物書きとして認められるというのはあると思います。
絵師さんもそうで、描いている人ってものすごく描いているんです。pixivなどにアップされている絵はほんの一部なんですよね。
下書きとか描きかけのものと失敗したものとか、おそらく山のようにあると思うのです。完成された絵それがその絵師さんが描いたすべてじゃないんです。未完成の絵もあって、いろんな絵を描いて描き続けた結果完成されたすばらしい絵がある。人を惹きつける感動させる絵があるのだと思います。
書く人って書いてなんぼだというのはあるのですよね。
作家も、次々に作品を書いて発表してこそ作家として食べていける。
過去の作品だけで食べていけるというのは稀有だと思います。
書くスキルというのは書いてこそ磨かれるものだし、それは絵もそう。昔はつたない絵でも描き続けることで洗練されいろんな人から認められるような絵を描けるようになるのですよね。
5.プログラマーとブロガーはちがう。
「優れたプログラマーは、いかにしてプログラミングしないかを常に考えている」と言うならば、優れたブロガーはいかにしてブログを更新せずにまわすかを考えても良いだろう。要するに、過去ログは財産なのだ。
まなめはうす 日記より
http://homepage1.nifty.com/maname/log/201006.html#050707p2
プログラマーとブロガーはちがう。そう思います。
更新せずにまわすことを考えるのはブロガーじゃないと思います。過去ログは確かに財産かもしれませんが、過去ログに頼っちゃいけないと思います。過去ログは過去ログ。過去ほってんとりした記事も過去ほってんとり入りしただけにすぎない。そう思います。書き続けることができるブロガーこそ本当のブロガーだと思います。
これを自動で回すシステムまで作っているサイトはあまりお目にかからないが、なんだかんだで過去ログが充実していくとアクセス数がじわじわ増えていく。だからといって更新しすぎても良くない。ペースを守って長く更新し続けること、得意の分野で時事ネタあったときはいち早く触れること。その程度で良いと思う。私は、通常のブログは読者の読むペースに合わせる事が一番大事だと思っている。もちろん、読者一人ひとりでペースは違うけれど。
まなめはうす 日記より
http://homepage1.nifty.com/maname/log/201006.html#050707p2
自動に回すシステムで運用したほうがいい場合もあります。
が、ブログの場合、過去ログを回して、それをよしとするのはどうかと思うのです。過去書いたものをもう一度回して、リサイクルして、読みにくる人はごく少数だと思います。また、回すことでよしとし、新規に書く意欲が失われてしまうというのもあると思います。
今までこれくらい記事書いてきたから、それを回して見てもらえばいいや、と。
過去ログが充実していれば、その過去ログを見に来る人もそれなりにいるかもしれません。
が、時代っていうのかな、どんどん変わっていっているのですよね。読む人はどんどん新しいものを求めていくものだと思います。考え方、考えたものって古くなるんですよね。当時はそういう考え方でよかったかもしれないけれど、今はもう古い、通用しないということあります。
そのブロガーの考えていること、興味関心を持っているものも変わっていく。変わったところで、それを書き残しておきたいと思うのがブロガーであり、書く人なんだと思います。
更新しすぎがよくないとは思っていないです。むしろ、更新できるときにしておいたほうがいい、そう思います。
さきほども書きましたが、思考って氷の塊みたいなものなんです。どんなすばらしい思考も文章化しておかなければなかったことと同じ。時間が経って水になってしまってから、あれ?どんなこと考えていたんだっけ?と思っても遅いのですよね。
一行でも数行でもいいから残しておく。
残しておけばまた追加して書くこともできるし、あらためて再考することもできる。そう思います。
まぁあくまでも自分のペースで書けるときに書いて残しておけばよいのではないかと思います。
6.読者のペースは気にしない。
書く人は書きます。書くペースもはやいです。
読者のペースは気にせず書いていいと思います。
私の好きな作家に西尾維新という作家さんがいますが、彼の本の出版ペースはものすごく速いです。
西尾維新自身、相当書くのが速いのだと思います。
読者の私も読むのが追いつけないほど、作品を出版されています。
それでいいと思います。
とりあえず西尾維新の作品は出版されているので、読もうと思えばいつでも読めます。形にきちんとなっている。それがいいと思うのです。
ブログもとりあえず書いて更新して、残しておく。
読者は読者のペースで、読みたい記事を読むと思います。
逆に更新されないブログのブロガー、作品が出版されない作家というのは徐々に忘れ去られていくものだと思います。
たまに更新して、それでも人をひきつける記事を書くブロガーさんもいらっしゃいます。が、たまに更新してそれが多くの人をひきつけるような記事を書ける人ってそんなにいないです。書けるのはそれまでの実績があるからなんですよね。それまで書いていモノ、蓄積されたものがあるからなんです。
大御所ブロガーならたまの更新でも注目され、こぞって見に来るかもしれませんが、普通のブロガーがたまに更新したとしても注目されることはありません。久しぶりに更新したとして、あら更新したんだ、と知り合いが見に来るくらいだと思います。
7.ブロガーは孤独。それでも書く。
ニュースサイトもコンテンツが勝負だと思っています。
どれだけ面白いコンテンツをもってこれるか。
コンテンツをいかに充実させられるか。
充実したニュースラインナップを出しているニュースサイトさんに足を運ぶ人は多いと思います。
ブログもコンテンツが大事。
ただ、そのコンテンツは自分由来のもので、自分で書いたもので勝負するしかないんですよね。なので、ブロガーは孤独です。
本当に孤独です。書いたものへの批判を複数の人から受けることもあります。
書くのは自分ひとりで読むのは不特定多数の人。
一人VS複数。
ニュースサイターも基本的に一人で巡回更新をされていると思いますが、どんな記事をとりあげたとしても批判されたりということはまずないのではないでしょうか。
「どうしてそんな記事をとりあげるんだ」と文句を言ってくる人もいるのかな。私はニュースサイターではないのでわかりませんが、ニュースサイターは記事をとりあげて感謝されることのほうが多いと思うのですよね。取り上げてくれてありがとう。ニュースサイト経由でアクセスが増えた、ありがとう、と。
取り上げられた側もニュースサイトにリンクを貼られたということで悪い気はしないです。取り上げられるというのはうれしい。注目されるのはうれしいものです。
一方、ブログは注目をあびると、それなりに批判や反論も寄せられたりというのはあります。内輪だけなら特に何も言われないで済んだことでも何千という人から読まれるとなるとあれこれ言ってくる人出てきます。共感してくれる人もいますが、反感を抱かれることもある。うまく伝わっていないこともある。歯がゆいこともある。もっとちゃんと読んでよ、と言いたくなるときもある。
それでも書きたいのですよね。
読んで共感してくれる人もいるから。ちゃんと読んでくれてるなぁ、わかってくれてるなぁというメッセージをいただくこともあります。それがあるから書き続けられるというのはあります。
8.ブログ、ニュースサイトの更新ペースについて
私の場合、書くのが特に速いというのと、とにかく書いたものは残しておきたい、更新できるときに更新しておきたいというのがあります。
一方、ニュースサイトの場合、ちょこちょこ更新は効果はないと思います。
見る側としては、どーんとニュースのラインナップを一度に見てしまいたい。ラインナップをどーんと並べて、見たいやつをクリックしたい。そんなものだと思います。
ちょこちょこ2〜3のニュースを載せて更新して、またしばらくして2〜3載せて、なんてまどろっこしいことされても、読み手は相手しないと思います。
テレビのニュースの時間が決まっているように、ニュースサイトの更新も更新時間を定期化したほうが読み手には親切だし、読み手も定着するとと思います。
例えば、朝は更新されたまなめはうすを見て、よし、あのニュースサイトはだいたいこれくらいの時間にいつも更新されるからそれ見て、深夜更新のあのニュースサイトを見て、それから寝るべ、みたいな。そういう一日の流れができている人は案外多いと思います。
そこから考えると、ニュースサイターが目指すのは、いかに巡回されるニュースサイトに入るか、だと思います。
そのサイトを見るのが習慣になれば、確実に見にきてもらえます。ブログもそうですが。
9.今書けるものを提供するのがブロガー
『寂しいサイトに人は来ないと思うよ?そこにいけば何かがある。新しい何かがあるっていうところに人は集まるんじゃないかな?』という記事も書きましたが、
http://d.hatena.ne.jp/komoko-i/20080917/p1
目新しいものがないところには人は来ないんです。
ニュースサイトもそうだと思いますが。
書きたい人は書いて、読みたい人は読む。
自由な感じでいいんじゃないかな。
好きなように書いて、
そして、読む人もその人の視点で好きなように読んで。
過去ログで人を連れてこれるほどブログは甘くないと思います。
再度書きますが、過去ログを回すのってリサイクルと変わらないと思うのですよね。リサイクルはリサイクル。エコかもしれませんが、記事コンテンツとしてはやはり古い。古くてもいい記事もありますが、そればかりに頼るのはどうかと思います。もっといい記事を書けるかもしれないんですよね。
過去ログは過去ログで置いておいて、いつでも見れる状態にしておいて、今は今書けるモノを提供する。そういうスタンスが私としては好きです。
そのブロガーの今書くものを読みたいとそう思う人もいると思うのですよね。
次はどんなこと書くんだろう、楽しみだーとそういう読者もいると思うのです。
今書きたいものを書く。今書けるものを書いて残しておく。
それでいいんじゃないかなって思います。
なんだかんだ言っても書くのが楽しいんですよね。
私が更新する理由は書くのが楽しいからです。
そして書いたものを読みにきてくださる方がいるから。
それではー!